情報通信技術を活用した災害時の緊急物資輸送車両支援システムに関する調査研究
(日本機械工業連合会)


研究期間:
平成21年9月〜平成22年3月

活動内容:
情報通信技術を活用した災害時の緊急物資輸送車両支援システムに関する調査研究として、以下を実施する。
   a) 要素技術を統合した被害状況収集システムの調査と技術的な可能性の研究
  ・大規模災害を対象に、民間要素技術を活用した被害状況収集の仕組みついての既存文献等による調査
  ・道路インフラ等を対象に、行政で導入が進められているCCTV等を活用した構造物のモニタリング技術の
   現状と方向性、および、民間で検討が進められている情報収集技術の活用の方向性についての調査
  ・上記の調査を基に、官民連携した新しいシステム概念についての検討
b) ガレキの処理体系に関する検討
  ・首都直下の想定地震に対して、想定したモデル地区でのガレキの搬出スキームについての検討
  ・ガレキ処理に使う建設機械や輸送車両の効率的な収集や運用の仕組みについての現状調査
  ・車両の運行支援を実現する機能についての検討
  ・官民の役割分担についての取りまとめ
   c) 甚大な被害が懸念される地域を対象としたケーススタディ
   ・前提条件として、ガレキ輸送車両のスマート化が導入されるものとする
  ・現行の道路交通情報に加えて民間(例えば、車両等)からの交通状況のモニター機能、優先信号による
   スムーズな運行状況のモデル化、モデル地域におけるガレキ輸送車両についてのシミュレーションの実施、
   システム導入の有効性の検討
  ・GISベースの行政/民間の情報を一本化する物流オペレーションシステムの概念の検討


委員長:
山本 幸司氏(名古屋工業大学大学院 社会工学専攻都市社会工学科 教授 )

委員:
コマツ、交通情報サービス梶A潟Cンターネットイニシアティブ、潟pスコ、褐F谷組
オブザーバー:
経済産業省国際プラント推進室、経済産業省産業施設課