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事業報告平成22年度 海洋掘採施設環境影響調査(継続)

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 本調査は、海洋の石油及び天然ガスの生産を終えた海洋掘採施設の撤去作業が、周辺海域の環境に及ぼす影響について調査、評価を行い、その結果を海洋掘採施設の撤去時における鉱害防止のガイドライン策定に資することを目的としています。そのため、本年度撤去作業を行った福島県磐城沖(水深約150mの海域)に設置されていた海洋掘採施設を調査対象として、当該撤去作業が海域の環境に及ぼす影響に関して各種の測定調査・環境影響評価を行い4ヶ年に亘る事業の継続を通じて、鉱害防止のガイドライン策定に反映させることを前提として調査を実施しています。

 本年度は、海洋掘採施設の撤去による海域環境への影響を把握するための現地調査を撤去直前、撤去中及び撤去直後に実施しました。撤去直前、撤去直後の観測地点は、平成20年度結果から卓越した流向を考慮して、流れの上手に位置する北東方向と下手の南西方向に測点を配置して調査しました。この結果から、底質などの分析結果から自然の年変動なのか撤去に伴う影響による差異なのか、区別が難しいものもあり、これらは最終年度のデータなどを得て、統計的な手法などで客観的な考察を行うこととしました。また、事前評価結果について現地調査結果やヒアリングなどを基に検証し、水中音響、夜間照明や排ガス量などを評価できました。また、撤去後の残留影響の事前評価と撤去後の海域環境を把握するための現地調査計画を策定しました。

ダイヤモンドワイヤーソー(DWS)によるパイル切断中の状況

海洋掘採施設から約260mの地点で測定した水中音周波数特性
(赤色:DWS稼働時 黒色:DWS停止時)


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