「地下空間利用ガイドブック」英語版を発刊!

カテゴリー:協会からのお知らせ 更新日:2016.03.22

「地下空間利用ガイドブック2013」の英語版の編集完了

地下開発利用研究センター(以下、地下センター)設立20周年を記念して、「地下空間利用ガイドブック2013」(日本語版)を平成25年4月に発刊しました。その後、平成26年9月に地下センター設立25周年を迎え、10月2日に170名余の方々にご出席いただいて盛大に記念パーティーを開催するとともに、協会の広報誌「Engineering No.138 地下センター設立25周年記念号」を発刊しました。
 最近の建設業界は国内工事が盛況ですが、将来のことを考えて、海外工事にも力を入れています。このような背景から、ガイドブックの英語版を発刊してほしいとのご要望を受けました。このご要望にお応えすべく、日本語版と同様に「英語版ガイドブック編集委員会」(委員長:領家邦泰氏(元大成建設㈱)、17名)を立ち上げて、編集に入りました。地下センター設立25周年を記念する行事の一環として発刊することにしました。
 日本語版は3章構成でしたので、英語版も3章構成にすることにしました。それぞれにWGを立ち上げて編集・執筆しました。海外の技術者を対象にしますので、第1章(WGリーダー:谷利信明氏(元鹿島建設㈱))は全面的に書き換えて、日本の地質・地形・災害等の特徴、日本の法制度の概要を示して、日本で地下空間利用が活発な背景が理解できるようにしました。
 第2章(WGリーダー:天野悟氏(㈱大林組))は、日本語版と同様に最新の地下空間利用事例を紹介しました。日本語版の海外事例は英語版では絞り込み、日本の事例を多くし、かつ、最新情報を入れて書き換えました。国内外の52事例を盛り込みました。これは、日本の技術者が海外工事を提案・入札する場合にも役に立つ内容となっています。
 第3章(WGリーダー:領家邦泰氏)は地下空間利用の将来展望ですので、日本語版をベースに、最新情報を入れるようにしました。
 全体でB5版400ページに及ぶ「A Guide to Underground Space Utilization and Planning 2015」(英語版)の編集が完了し、印刷に回っています。3月中旬には発刊できる見込みです。
 300部限定で発刊し、地下センターから海外に配布するとともに、会員企業にも購入いただいて、海外関係の業務に役に立てていただく予定です。

 

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