「《第331回 サロンドエナ》」開催のご案内

日時 平成22年12月15日(水)  16:30~19:00
場所 当協会 6階 CDE会議室
会費 3,000円(非会員 5,000円)(当日受付にて申し受けます。)
プログラム ● 講 演(16:30~18:00)
  [テ ー マ] 「トルコ・ボスポラス海峡横断沈埋トンネル工事」
-世界に誇る日本の土木技術-
  [講  師] 小山 文男 氏
大成建設(株) 横浜支店 土木部 部長
  [講演趣旨] 公共工事の削減に伴って土木工事の国内市場は冷え込んでおり、総合建設業にとって海外市場への進出は、経営の安定にとって重要なものと言えます。
韓国等の新興勢力から激しい追い上げを受けているとはいえ、日本の技術力は高く評価されており、受注競争においてなお競争力を有していると言ってよいでしょう。
その意味で、大成建設(株)が遂行したトルコ・ボスポラス海峡横断沈埋トンネル工事は、日本の土木技術のレベルの高さを世界に示す好例と言えます。
トルコ・イスタンブールでは、慢性的な交通渋滞の緩和をするため、ボスポラス海峡横断鉄道トンネルの建設が進められており、本工事は、その海峡部1.4kmの沈埋トンネル工事です。
本工事は、最大施工水深60m(過去最深41m)、複雑で早い潮流(上下層逆向)、船舶過密航行海域、立坑構築に不適切な地形・地質等、過酷な施工条件でしたが、同社は、潮流予測システム(函体沈設作業は36時間を要し、その間潮流速1.5m/sec以下で行う)、アクセス・シャフト工法、上下逆流を克服する沈埋技術等、新技術を開発し、無事にこの難工事を完成させました。
本工事は、沈埋トンネルの適用範囲を急潮流・深海域まで拡張できることを立証した画期的なものと言えるでしょう。
本講演では、沈埋トンネル部所長として本工事を取り仕切られた講師に、本工事の特徴、開発した技術、貴重な経験等につき、講演していただきます。

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