「《第318回 サロンドエナ》」開催のご案内

日時 平成21年6月17日(水)  16:30~19:00
注:開催時間が1月から1時間前倒しになりましたのでご留意願います
場所 当協会 6階 CDE会議室
会費 3,000円(非会員 5,000円)(当日受付にて申し受けます。)
プログラム ● 講 演(16:30~18:00)
[テ ー マ] 海洋リモートガス田への挑戦
-インドネシア洋上でのLNG(液化天然ガス)化事業を目指す-
[講  師] 菅谷 俊一郎 殿
国際石油開発帝石株式会社
取締役常務執行役員マセラ事業本部長
[講演趣旨]

昨今発見される大型の海洋ガス田は、大水深で且つ地理的にも主要都市部や既存ガス関連施設から遠く離れた地域が多く、既存技術のみを用いた開発方式では商業的に困難さが増してきています。こうした背景から、遠隔地での海洋ガス田の開発手段として、新技術である浮遊式のFloating LNG(洋上LNG施設)を用いた開発方式の検討が進められ、その実現化に向け動き始めています。
今回取りあげるアバディ海洋ガス田は、1998年に公開入札により取得したインドネシア領アラフラ海域のマセラ鉱区の中にあり、2000年に試掘されたアバディ1号井でガス及びコンデンセートが確認され、その後、埋蔵量の評価とともに、近隣にチモール海溝が横たわる大水深で且つ既存ガス関連施設等から遠く離れていることを念頭に置いた開発方式の検討・選定を経て、Floating LNGを用いた真のフロンティアと言える開発計画が策定され、インドネシア政府よりも承認を得られたプロジェクトです。
本講演では、先ず、Floating LNGを巡る世界の動向などについて話をして頂き、その後、アバディ海洋ガス田開発にこの方式を採用するに至った経緯として、フィジビリティスタディの概要と特に注力した検討事項などについて概説して頂く共に、今後の具体的な開発計画などの展望を語って頂く。

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