「《第327回 サロンドエナ》」開催のご案内

日時 平成22年6月16日(水)  16:30~19:00
場所 当協会 6階 CDE会議室
会費 3,000円(非会員 5,000円)(当日受付にて申し受けます。)
プログラム ● 講 演(16:30~18:00)
  [テ ー マ] 「超電導リニアの技術開発と今後の展望」
  [講  師] 奥村 文直 氏
(財)鉄道総合技術研究所 総務部次長 兼企画室次長
  [講演趣旨] JR東海は、2027年に東京~名古屋間のリニア中央新幹線を開業することを発表しています。ルート選定に関しては、未定な区間がありますが、JR東海は独自の費用で建設する方針で、老朽化する東海道新幹線のメインテナンス・リニューアル構想を見越して、実現へ向けて大きく歩み始めています。
超電導リニアの技術開発は、東海道新幹線開業の2年前である1962年から開始されました。1972年にML100と呼ばれる実験車両を使い浮上走行に成功した5年後、1977年7月に宮崎実験線で本格的な走行実験が開始され、1979年12月に無人ながら当時世界最高速517km/hを達成しています。1997年からは、(財)鉄道総合技術研究所とJR東海が山梨実験線での試験を共同で実施し、2003年12月には、有人走行581km/hを達成しています。国土交通省の実用技術評価委員会においては、「営業線に必要となる技術が網羅的、体系的に整備され、今後詳細な営業線仕様及び技術基準等の策定を具体的に進めることが可能となった」との評価をうけています。
このプロジェクトに携わる技術者一人一人の技術革新への真摯な取組みがあってこそ、世界に胸を張れる「夢のリニア新幹線が実現する」ことができたのです。
さらに、地球環境にやさしい鉄道が注目されつつある中、世界各国で高まる鉄道インフラ投資へ、この技術が脚光を浴びる新たな展開も視野に入ってきました。
リニア新幹線構想の実現へ、大きく貢献した「超電導リニアの技術開発と今後の展望」を、このプロジェクトに携わった講師から詳しく語っていただきます。
  ● 懇親立食パーティー(18:00~19:00)
講演終了後、立食パーティーを行います。

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