「《第301回 サロンドエナ》」開催のご案内

日時 平成19年11月21日(水)  17:30~20:00
場所 当協会 6階 CDE会議室
会費 3,000円(非会員 5,000円)(当日受付にて申し受けます。)
プログラム ● 講 演(17:30~19:00)
  [テ ー マ] 急成長するイスラム金融
- イスラミックファイナンス -
  [講  師] 岩尾 大史(ひろし)殿
国際協力銀行プロジェクトファイナンス部
第4班(資源・製造業) 課長
(イスラム・タスクフォース)
  [講演趣旨]  近年急速に拡大しているイスラム金融の背景には、世界的な原油価格の高騰により潤沢なオイルダラーを抱えた中東産油国の投資ニーズの高まりがある。他方、欧米をはじめ各国は新たな投資資金を迎え入れるべく、イスラム金融への取り組みを加速化させている。
イスラム金融とは、聖典コーランの教えに基づき、金利(リバー=不当利得)、投機、その他イスラムの教義に反するビジネス(酒、賭博、養豚等)へのファイナンスを禁じるとともに、リスクやプロフィットのシェアリングなどを特徴とする金融手法である。シャリア(イスラム法を集大成した非成文法)では、リスクを分担しそれに見合った報酬を得ることは許されており、イスラム金融はリスク分担と損益配分を基本とした金融手法となっている。
イスラム金融の代表的な手法としては、Murabaha(ムラバハ:購買代行)を始め、Ijara(イジャラ:リースファイナンス)、Mudarabah(ムダラバ:投資信託)、Istisnah(イスティスナ:プロジェクトへの投資を目的とするファイナンス)、Sukuk(スクーク:ボンドファイナンス(資金調達手段))等の諸手段が実施されている。
このセミナーでは、Conventionalな金融手法(非イスラム金融)との相違点を念頭に、イスラム金融の特徴を始め、その金融手法、資金の運用手法、プロジェクトファイナンスの手法等の概念について判りやすく解説して頂くと共に、更には、サウジアラビアの石油精製・石油化学プロジェクト向けプロジェクトファイナンスなどの最新の具体的事例等も話して頂く。

>>>急成長するイスラム金融

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