「《第323回 サロンドエナ》」開催のご案内

日時 平成22年2月10日(水)  16:30~19:00
場所 当協会 6階 CDE会議室
会費 3,000円(非会員 5,000円)(当日受付にて申し受けます。)
プログラム ● 講 演(16:30~18:00)
  [テ ー マ] 「世界の水ストレス問題に貢献する我が国の造水技術と水ビジネス戦略」
  [講  師] 栗原 優 殿
東レ株式会社 顧問・工学博士
アジア・太平洋脱塩協会(APDA)会長,日本脱塩協会(JDA)会長
  [講演趣旨]

世界人口の増加や都市化の進展等により,多くの国々で利用可能な水資源が不足し,'21世紀は水の時代'とも言われている。このような中,水事業の民営化を先行させた欧州水メジャーは,世界各国で水ビジネスを展開し,水事業に参入している。
我が国は,海水淡水化や廃水再利用等に利用する膜やポンプ等の要素技術において,世界的に極めて高い技術とシェアを有している。一方,国内造水コストは高く,水事業の主体が地方公共団体であるということ等と相俟って,世界の水ビジネス市場への参入は進んでいない。
このため,産業界は,2008年11月に有限責任事業組合「海外水循環システム協議会」を立ち上げ,また,経済産業省は,2009年10月に「水ビジネス国際展開研究会」を立ち上げる等,水ビジネスの国際展開へ向けた動きを活発化させている。
本講演では,世界の第一線で造水技術の開発に取り組んでおり,また,国の最先端研究開発支援プログラムの研究課題に選定された「Mega-ton Water System(メガトン水システム)」プロジェクトの中心研究者でもある講師に,我が国の水ビジネスの世界展開に向け,期待される技術分野,我が国水事業における課題と取るべき戦略等について講演していただく。

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