第11・12合併号/1990.7・8

■マスタープラン専門委員会 各部会の活動状況

■地下センター・パンフレット、海外調査団

■大型プロジェクトの活動状況

■地下の最近の話題−新聞記事から−

■会員の皆様へのお知らせ

■会員状況


■マスタープラン専門委員会 各部会の活動状況■

平成元年度のマスタープラン専門委員会各部会では、4〜6のワーキンググループに分かれて調査活動を行ってきましたが、近く報告書としてまとめる予定です。 地下利用のあるべき姿を見据えた現況調査およびトレンドの把握が報告書に元年度の成果として述べられます。 また、マスタープラン専門委員会各部会は順次、平成2年度の活動を開始しました。平成元年度の成果を踏まえ地下空間利用の将来予測、あるべき姿の検討、これらの未来像に基づく課題の抽出・整理等の調査研究を行い、平成2年度末より活動開始の基盤技術系部会にこれらの成果を反映していく予定です。

平成2年度の主な調査項目及び部会長、副部会長、リーダー

(1) 基本問題部会 部 会 長: 岩 崎 賢 二(東京海上火災保険梶j
副部会長: 傳 田   篤(清水建設梶j
@ 基本方針 リーダー: 菊 田 勝 彦(椛蝸ム組)
A 複合施設 リーダー: 後 藤 邦 明(東洋エンジニアリング梶j
B 方策提言 リーダー: 内 藤 嘉 人(安田火災海上保険梶j

(2)エネルギー関連部会 部 会 長: 吉 井 茂 雄(大阪ガス梶j
副部会長: 宇 梶 賢 一(椛蝸ム組)
@ 燃料貯蔵 リーダー: 西 村   真(昭和シェル石油梶j
A エネルギー貯蔵 リーダー: 日比野   敏((財)電力中央研究所)
B 電力製造 リーダー: 小久保 鉄 也(関西電力梶j
C その他エネルギー貯蔵 リーダー: 大津賀 久 夫(東京ガス梶j
D 社会環境規制法規 リーダー: 高 辻   哲(東京電力梶j
E 地下利用構想

(3) 物流・輸送等関連部会  部 会 長: 高 瀬 陽 平(石川島播磨重工業梶j
副部会長: 吉 川 長 徳(鹿島建設梶j
@ 都市内物流ネットワーク リーダー: 山 口 義 明(椛蝸ム組)
A 廃棄物輸送システム リーダー: 鶴 岡 胤 英(椛K高組)
B 輸出入貨物輸送 リーダー: 手代木 一 徳(鉄建建設梶j
C 管制・情報システム技術 リーダー: 関 口 一 夫(富士電機梶j

(4) 都市・産業関連部会 部 会 長: 大 野 義 郎(NKK)
副部会長: 国 分 紀 之(千代田化工建設梶j
@ 処理・処分施設 リーダー: 藤 波   進(潟Nボタ)
A 災害防止・環境保全施設 リーダー: 合 力 俊 郎(NKK)
B 事業施設・実験研究施設 リーダー: 藤 川 富 夫(東急建設梶j
C 商業施設 リーダー: 山 口 修 一(滑ヤ組)



■地下センターパンフレット完成■

平成2年5月以降研究企画委員会広報グループにて検討頂きました地下センターのパンフレットが8月末に完成しました。
総ページ数は8ページ表紙にはオーストラリアのエアーズロック(岩)の写真、見開きのページには植物(タンポポ)の発芽の写真を配置して全体的に鮮やかな色彩となっています。広報グループの皆様にはご協力ありがとうございました。


■海外調査団について■

平成2年度の当センター事業の一環として計画していた、海外調査団は、参加者31名を得て下記の要領で実施いたします。募集期間が短期間であったにもかかわらず多数の参加を頂きありがとうございました。
なお海外調査の結果につきましては、地下センターニュースの10月号で紹介します。

調査目的: ヨーロッパにおける地下空間利用実態調査
(都市地下開発利用に関する国際会議出席)
調査期間: 15日間(平成2年9月8日(土)〜22日(土))
調査方面: ストックホルム地下施設、
ストックホルムおよびヘルシンキにて開かれる国際会議参加(見学会を含む)
オスロ地下施設
ドーバー海峡ユーロトンネル(イギリス側)
西独CAES利用発電所
西独ハノーバー地下繁華街
フランスショーズ地下原子力発電所
フランスフォーラム・デ・アール
フランスループル美術館地下施設
参加人員: 総勢30名
団長 ………………………… 東京大学工学部資源開発工学科 小島 圭二教授
会員企業からの参加 ……… 27名
事務局員 ……………………  2名



■大型プロジェクトの活動状況■

平成2年度「大深度地下空間開発技術」の研究開発については平成元年度に引続き、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)との間に委託契約を締結し、研究開発を進めているところですが、平成2年度はさらに新エネルギー財団(NEF)から地盤探査・データ解析に関する受託を予定しています。本プロジェクトの研究開発実施体制は次頁の通りです。

大深度地下空間開発技術研究開発実施体制








大深度地下空間開発委員会──────────── 委員長:高松武彦(鰹ャ松製作所、専務取締役)



     │ 



技術専門委員会───────────────── 委員長:村山和郎(清水建設梶A取締役 土木本部副本部長)



     │ 



     │    トータルシステム・利用技術部会─────   部 会 長:長岡 義磨(鹿島建設梶j



     │           │                                  副部会長:竹重  勲(三菱重工業梶j



     │           └ 総合実証実験計画 ──────    再委託先:鹿島建設



     │



     ├─ 高精度地下構造評価技術部会 ───────   部 会 長:花谷 育男(滑ヤ組)



     │    │                                         副部会長:井上  誠(潟_イヤコンサルタント)



     │    ├─ 地盤総合解析・評価技術研究会 ───   リーダー:花谷 育男(滑ヤ組)



     │    │    │



     │    │    └地盤総合解析・評価技術開発───   再委託先:滑ヤ組



     │    │



     │    └─ 探査・データ解析技術研究会─────  リーダー:井上  誠(潟_イヤコンサルタント)



     │          │ 



     │          │ 



     │          └─ 弾性波法探査技術開発─────  再委託先:  未



     │               電磁波法探査技術開発



     │               比抵抗法探査技術開発



     │ 



     ├─大深度地下空間構築技術部会 ───────    部 会 長:花村 哲也(大成建設梶j



     │    │                                         副部会長:鰰田  実(新日本製鐵梶j



     │    │



     │    ├─総合施工技術研究会 ────────    リーダー:花村 哲也(大成建設梶j



     │    │    │



     │    │    └─ 総合施工技術開発 ─────     再委託先:大成建設 



     │    │



     │    ├─軟岩用急曲掘進機開発 ───────    再委託先:鰹ャ松製作所、鹿島建設椛シ



     │    │



     │    ├─現場成形型FRPロックボルト開発 ─    再委託先:石川島播磨重工梶A褐F谷組他



     │    │



     │    ├─水没自動掘削機開発 ────────    再委託先:三菱重工業梶A椛蝸ム組他



     │    │



     │    └─水没自動ライニング機開発 ─────    再委託先:川崎重工業梶A清水建設椛シ



     │    



     └─ 大深度地下環境制御・防災技術部会 ────   部 会 長:加畑 長昭(日揮梶j



          │                                          副部会長:古平 章夫(樺|中工務店)



          ├─通気対策研究会 ───────────   リーダー:水野 正勝(三井鉱山エンジニアリング梶j



          │



          ├─地下空間維持対策研究会 ──────── リーダー:鈴木 明人(大成建設梶j



          │ 



          ├─火災対策研究会 ──────────── リーダー:古平 章夫(樺|中工務店)



          │



          ├─退避対策研究会 ──────────── リーダー:舟橋 英樹(NKK)



          │ 



          ├─地下水維持対策研究会 ───────── リーダー:小粥 庸夫(清水建設梶j



          │



          └─環境監視及び総合安全対策研究会 ────  リーダー:加畑 長昭(日揮梶j



                │ 



                └─環境監視及び総合安全対策技術開発 ── 再委託先:日揮梶A樺|中工務店









■地下の最近の話題−新聞記事から−■

○地下駐車場続々と(日本経済新聞 7月17日)
都内各区で地下駐車場の整備が活発化している。都も近く全庁的なプロジェクトを発足させるほか、来年度中に駐車場の付置義務を強化する方向で駐車場条例を改正するなど対策に全力を尽くす。

○霞が関に地下歩道(日本経済新聞 7月18日)
関東地方建設局は霞が関に同地区を走る地下鉄の通路を活用して、桜田門−虎ノ門間の国道一号線の地下に長さ900mの歩道を整備する基本計画をまとめた。92年度から工事を始め、6、7年後の完成を目指す。

○「扇町地下駐車場」来年度着工へ(日刊工業新聞 7月19日)
大阪市が扇町公園付近地下に建設を計画している「扇町通地下駐車場」が16日、大阪府都市計画地方審議会で承認された。平成5年度末の完成を目指して来年度早期に工事着手する方針。

○鉱山地下にスポーツ施設(日本経済新聞8月7日)
三井金属鉱業の子会社である神岡鉱業は、「地下利用事業室」を設置し地下スポーツセンター、恒温倉庫、産業廃棄物処理場、電力貯蔵施設等のジオフロント開発事業に乗り出すため検討をはじめた。

○「地下原発」を探る 反対運動は地上はムリ(毎日新聞 8月15日)
関西電力は、地下に掘った巨大空洞の中に原子力発電所を建設する「地下立地方式」について、近く複数地点を選び、安全面を中心に建設可能性調査を、わが国で初めて開始することを明らかにした。この方式だと海岸間近にまで山の迫る、従来は「不適」とされた場所にも立地候補地を拡大することが可能となる。

○「有楽町に地下街新設」(日本経済新聞 8月28日)
千代田区の「街づくり推進公社」がJR有楽町駅東側の地下利用計画をまとめた。
駅前街路の地下一階部分に、丸ノ内地区と銀座・日比谷地区をつなぐ地下街を新規に建設するほか、地下二階部分を駐車場として、周辺の路上駐車の緩和を図る。総事業費は131億円で、来春着工を目指す。

○「地下空間を利用し大規模物流網」(8月31日)
建設省が設置した「道路地下空間利用研究委員会」は29日、東京23区を対象にモデル的に導入する「地下物流システム」のイメージをとまめた。総延長300q、小型トラックの荷台の大きさにあわせたコンテナに物資を収納し、リニア駆動などの電動軌道システムで、半径1qに一ヵ所程度配置した集配端末まで自動的に端末輸送するというもの。建設費は約5兆円。今秋にも官民で構成する研究会を設置し、法制度や経済的可能性について検討するとともに、来年度から本格的なシステム開発に着手する方針である。



■会員の皆様へお知らせ■

●新事務局員の紹介

センター管理部長  鈴木 昭夫

7月17日付けで、当センター管理部長を拝命いたしました鈴木でございます。
直前まで通商産業省大臣官房総務課文書審査官の職にありましたが、このたびご縁により協会にお世話いただくことになりました。「民」への転身ということで、目下協会業務の諸般にわたり充電中であります。皆様のご指導の中、当業界の発展に努力してまいります。今後ともよろしくお願い申し上げます。
(平成2年7月通商産業省大臣官房総務課文書審査官から当協会へ)


技術開発第一部主任研究員  大谷 喜次

ニューフロンティア「地下」の研究開発に参加できて光栄です。微力ながら皆様のお役に立ちたいと思っております。どうぞよろしくお願いします。
(平成2年7月1日、滑ヤ組から当協会へ)

技術開発第一部で活躍されていた世一英俊さんは7月1日付で本部技術部専任となりました。

●サロン・ド・エナ(第117回)のお知らせ

1.日 時 9月19日(水)17:30〜20:00
2.場 所 当協会AB会議室(4F)
3.テーマ 「地下に広がる快適生活空間」
講 師 大概 茂殿(読売新聞編集局婦人部次長)
4.会 費 3,000円(非会員5,000円)
5.申込み 地下センター 中村まで
TEL:502−3671  FAX:502−3265

●国内見学会について
期 間 10月24日(水)25日(木)26日(金)
見学先
  • LPG地下備蓄実証プラント(日本鉱業叶島製油所)
  • 佐々連鉱山・別子鉱山
  • 別子記念館
  • 菊間地下石油備蓄基地
  • 定 員  40名
    参加費  89,000円

    申込み多数の為、申込み受け付け終了させていただきました。 多数の申込みありがとうございました。

    編集後記
    センター設立1周年を前にパンフレットはようやくできあがりました。
    9月以降、海外調査団、国内見学会など行事も目じろ押しです。
    暑さはようやく和らいできましたが、センターの事業はますますHOTになってゆきます。
    H.N.



    ■会員状況■

    ●新規入会<8月1日>

    ○サンコーコンサルタント梶i代表取締役社長 太田慶一)
    〒136 東京都江東区亀戸1−8−9 
    連絡担当者:営業本部 石野紘一

    賛助会員名簿(平成2年8月1日現在)

    ●エンジニアリング専業(7)

    千代田化工建設
    東洋エンジニアリング
    日揮
    三機工業
    日鉱エンジニアリング
    日立プラント建設
    三菱レイヨン・エンジニアリング

    ● 地質・コンサルタント(10) 応用地質
    梶谷エンジニア
    川崎地質
    サンコーコンサルタント
    潟_イヤコンサルタント
    樺n球科学総合研究所
    中央開発
    鞄建設計
    兜ィ理計測コンサルタント
    三井鉱山エンジニアリング

    ●鉱業・石油精製(9) 出光興産
    昭和シェル石油
    住友金属鉱山
    同和鉱業
    日本海洋掘削
    日本鉱業
    日本石油
    三井金属資源開発
    三菱金属

    ●建設(43) 叶ツ木建設
    椛蝸ム組
    渇恆コ組
    鹿島建設
    近畿電気工事
    褐F谷組
    轄ヲr組
    五洋建設
    佐藤工業
    清水建設
    株註ホ
    住友建設
    西武建設
    椛K高組
    大成建設
    樺|中工務店
    樺|中土木
    大都工業
    大日本土木
    大豊建設
    樺n崎工業
    鉄建建設
    東亜建設工業
    東急建設
    東洋建設
    戸田建設
    利根地下技術
    飛島建設
    西松建設
    日産建設
    日特建設
    日本国土開発
    日本ロックエンジニアリング
    滑ヤ組
    兜沒c組
    フジタ工業
    不動建設
    前田建設工業
    三井建設
    三菱建設
    村本建設
    叶X本組
    若築建設

    ●鉄鋼(4) NKK
    叶_戸製鋼所
    新日本製鐵
    住友金属工業

    ●造船・重機(6) 石川島播磨重工業
    川崎重工業
    住友重機械工業
    日立造船
    三井造船
    三菱重工業

    ●産業機械(12) 渇`原製作所
    潟Nボタ
    鰹ャ松製作所
    ダイキン工業
    鞄d業社機械製作所
    トーヨーカネツ
    叶V潟鐵工所
    鞄本製鋼所
    日立建機
    フジテック
    日本オーチス・エレベーター
    ホーチキ

    ●電機・通信・計装(15) 住友電気工業
    セコム
    鞄月ナ
    日本電気
    能美防災
    鞄立製作所
    日立電線
    ファナック
    藤倉電線
    富士通
    富士電機
    古河電気工業
    三菱電機
    山武ハネウエル
    横河電機

    ●窯業(2) 小野田セメント(株)
    住友セメント(株)

    ●電力・ガス(7) 関西電力
    中部電力
    東京電力
    電源開発
    大阪ガス
    東京ガス
    東邦ガス

    ●不動産・運輸(2) 三井不動産
    三菱地所

    ●損害保険(6) 住友海上火災保険
    大正海上火災保険
    東京海上火災保険
    日産火災海上保険
    日本火災海上保険
    安田火災海上保険

    ●特別会員(2) (財)電力中央研究所
    日本地下石油備蓄

    ○協力銀行(7) 鞄本長期信用銀行
    且O和銀行
    椛謌鼕ゥ業銀行
    椛蝌a銀行
    兜x士銀行
    且O井銀行
    且O菱銀行

    普通会員123
    特別会員 2
    ――――――――――
    賛助会員計125
    協力銀行 7