
第131号/2000.8
■園田理事長退任・重久新理事長就任
○理事長退任の挨拶
○理事長就任の挨拶
■研究成果発表会2000開催
■平成12年度地下利用推進部会(改編)
■第44回定例理事会開催
■会員の皆様へのお知らせ
■GECホームページ「会員企業の技術紹介」
■園田理事長退任・重久新理事長就任■
平成12年7月1日をもって、園田 保男氏(東洋エンジニアリング 相談役)が退任し、新しく 重久 吉弘氏(日揮 代表取締役社長)が当協会の理事長として就任いたしました。
園田前理事長には、2年間にわたり協会運営に多大のご指導をいただきましたことを厚くお礼申し上げます。新たに重久新理事長のもとで力を合わせ、エンジニアリング業界の更なる発展に尽くしてまいりたいと存じますので、会員各位の一層のご支援ご協力を賜りたくお願い申し上げます。
○理事長退任の挨拶 園田 保男
平成10年7月に当協会第9代理事長をお引き受けして2年間がたち、このほど退任させて頂くこととなりました。2年間の理事長在任中は、通商産業省のご指導の下、会員の皆様をはじめ関係の方々から多大なるご支援とご協力を賜りましたことを厚くお礼申し上げます。
この2年間を振り返ってみますと、当初わが国経済はアジアの経済危機等の影響により急速に悪化していた時期であり、わがエンジニアリング業界も、国内外の設備投資の低迷や新興国の追い上げにより、新たな構造転換を迫られておりました。この様な厳しい状況を克服するため、エンジニアリング業界の基盤整備、地位向上のために、少しでも貢献できるよう微力を尽くしてしてきた所存であります。
日本プロジェクトマネジメント・フォーラムも設立され、水素利用国際クリーンエネルギーシステム技術(WE-NET)等への研究協力、カザフスタンとの国際交流の促進、RDF/Mフォーラムや新エネルギー・リサイクル等PFI推進事業のサポート活動など協会活動は順調に推移しております。
この間、当協会の設立20周年、地下開発利用研究センターの設立10周年などのエポックもありましたが、業界の置かれている厳しい環境に当協会も対応していかなければならないとの認識から、本年3月「エンジニアリング産業の課題と提言および協会活動のあり方」を取り纏めております。
今日、わが国は21世紀に向けて社会・経済の構造改革、高度情報化、グローバル化、メガコンペティション、環境保全、エネルギー問題、人口・食料問題など大きな時代の変化に直面しており、業界として取組むべき課題も多く、当協会の役割もますます重要性を増すものと思われます。
わが国経済もようやく明るさのきざしが見えつつある状況において新理事長にバトンタッチすることとなりますが、今後は重久新理事長の下でエンジニアリング振興協会の事業がより一層充実し、会員企業の発展に寄与できますよう、新理事長に対し会員の皆様方から格別のご支援を賜りますようお願い申し上げ、退任のご挨拶とさせていただきます。
○理事長就任の挨拶 理事長 重久 吉弘
このたび園田理事長の後を受けて当協会の理事長をお引き受けすることになりました。協会発展のためご尽力された歴代の理事長を見習い、はなはだ微力ではありますが与えられた職務を誠心誠意全うしたいと考えておりますので、通商産業省のご指導のもと会員各社の皆様のご支援、ご協力を切にお願い申し上げる次第でございます。
さて、当協会は1978年に設立以来今年で22年目を迎えたわけでありますが、この間激動する内外の経済・社会環境の中にあってエンジニアリング産業の振興と社会開発の推進等に積極的に取り組み、多面にわたる活動は関係方面からも高く評価されているところであります。これも偏に先人始め関係各位のご努力の賜物と改めて感謝を申し上げる次第であります。
ご承知のとおり、わが国をとりまく内外の経済社会環境はIT化の大きな流れやグローバル化の進展、諸規制の緩和等により大きな変容を遂げつつあり、エンジニアリング産業にとっても大変厳しい時代を迎えております。一方、わが国としては地球環境問題の解決や循環型経済社会の構築、世界的視野でのエネルギー・食糧問題、都市問題、少子高齢化社会への対応など、地下のフロンティア空間の活用やエネルギー資源の開発に伴う環境・安全を含めて、21世紀に向けて解決しなければならない課題も決して少なくありません。このような環境のもとで技術と情報を基盤として、経済発展のベースとなる産業の発展を支えるエンジニアリング産業の役割、必要性は今後ますます高まっていくものと存じます。このような社会的ニーズに応えていくためには、これまで業界が培ってきた技術基盤に加
え、ITの活用、プロジェクトマネジメント能力の強化等による各種ソリューションの提供等これまでとは一味違った新しいエンジニアリングの展開が必要であり、将来に向かってエンジニアリング産業が活躍できる分野は大いに開けていると思います。
当協会としては各企業が円滑に活躍できる環境を整備するとともに、プロジェクトマネジメント能力の強化、人材の養成、社会開発システムの開発、先導的な研究開発の実施などの事業を通じ、皆様のお手伝いをしてまいりたいと考えております。
私ごとになりますが、私は他人にあなたは生まれ変わってきた時にどんな職業に就きたいですかと問われれば、迷わず「エンジニアリング企業に就職します」と答えるほど大好きな産業です。大好きなエンジニアリング産業をさらに発展させるために、「エンジニアリング」という共通の切り口にたって多くの業種にわたるさまざまな企業が参加しておられる当協会の特色を生かし、英知を結集し、わが国の将来の発展のために貢献してまいりたいと考えております。
通商産業省をはじめ関係諸団体並びに会員企業の皆様のご指導、ご支援を切にお願い申し上げ、就任のご挨拶とさせていただきます。
■研究成果発表会 2000開催■
当協会では、7月11日(火)〜7月14日(金)の4日間、恒例の研究成果発表会を開催しました。地下開発利用研究センターは7月14日の午後、山口専務理事の挨拶に引き続き、平成11年度の委員会、研究会等の主な研究成果について、発表を行いました。
当日は、各セッションとも多数の方々のご参加を得て、当センターの活動に対する高い関心が示されました。それぞれの発表について、大変熱心に聴講されており、充実した発表会となりました。
当日ご出席できなかった方は、配付資料の残りが多少ありますので、事務局へご連絡下さい。
■平成12年度地下利用推進部会(改編)■
本年度からの地下利用推進部会は下記の4専門部会と幹事会の編成となりました。なお、各部会の活動概要は以下の通りです。
6月26日には第1回幹事会が開催され、幹事長と副幹事長が選出されました。各専門部会においては第1回部会が7月に開催され、今後の調査研究方針と具体的実施計画について、各委員の希望を聞くと共に熱のこもった議論が活発に交わされました。
8月に開催予定の第2回の各専門部会及び第2回幹事会において、方針と実施計画がまとめられ報告される予定です。
地下利用推進部会 部会編成
部会名称(仮称)
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部会長・幹事長
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研究内容の概要
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幹事会 |
幹事長 大谷義信氏
(地下利用事業性専門部会長)
副幹事長 景山仁志氏
(環境産業専門部会長)
幹事 8名 |
部会の企画、運営と各部会間の計画・実施・進捗状況等の情報交換及び部会共通の事項に係わる連絡・調整等を実施する。また将来の活動方向の提案を行う。
今年度は、初年度ということで主として、各部会の業務内容の情報交換と調整及び部会合同事業の計画等を実施する。 |
(1) 地下利用事業性専門部会 |
部会長 大谷義信氏
(鹿島建設梶j
副部会長 日比野悦久氏
(東京電力梶j
委員 17名 |
マスタープラン(基本構想)に基づき、今後の地下空間利用を推進する上で、地下利用の理念、助成制度と規制、地下利用評価など地下利用促進策を研究する。
今年度の具体的内容については部会で検討調整中 |
(2) 都市地下専門部会 |
部会長 時岡誠剛氏
(褐F谷組)
副部会長 駒田敏行氏
(東邦ガス梶j
委員 16名 |
都市のエネルギー自立性、広域熱供給システム・新エネルギー供給等、都市の新しいネットワークを対象範囲とする。
また、生活、供給処理系、情報処理、運輸拠点など高齢化や情報化の変化に向けて新しい地下利用を探る。 今年度の具体的内容については部会で検討調整中 |
(3)地下特性活用専門部会 |
部会長 山本松生氏
(佐藤工業梶j
副部会長 山本光起氏
(樺|中工務店)
委員 11名 |
地下の恒温性、恒湿性、不燃性、振動遮断性、防爆性、電波遮断性など特に省エネや、エネルギー合理化に有効なこれからの地下を研究する。
今年度の具体的内容については部会で検討調整中 |
(4)環境産業専門部会 |
部会長 景山仁志氏
(三菱マテリアル梶j
副部会長 上田進一氏
(大阪ガス梶j
委員 20名 |
炭酸ガス処理及び循環、廃棄物、リサイクル、地下水循環など環境の新たな産業化の分野を対象とする。
今年度の具体的内容については部会で検討調整中 |
■第44回定例理事会開催■
○第4回幹事会開催報告
6月22日(木)、午後1時から当協会会議室において、通商産業省機械情報産業局産業機械課課長の佐々木伸彦氏を来賓にお迎えして開催されました。
議題は次のとおりで、いずれも原案のとおり承認されました。
第1号議案 平成11年度事業報告及び決算報告の承認について
第2号議案 平成12年度日本自転車振興会から補助金を受け入れて補助事業を実施することについて
第3号議案 理事長選任および顧問の推薦について
新理事長には、平成10年7月以来当協会理事とし て、協会事業に深く関与いただいている重久吉弘氏(日揮椛纒\取締役社長)が選任されました。就任日は7月1日です。
なお、前理事長の園田保男氏には、従来と変わらぬご指導ご鞭撻をいただくため、前例に則り顧問に就任いただくことで承認されました。
第4号議案 評議員の交替に伴う委嘱について
次の方々の交替がありました(敬称略)。
新任 福田光昭(伊藤忠商事叶齧ア取締役)
退任 荻野龍三
新任 前原利彦(三菱化学エンジニアリング椛纒\取締役社長)
退任 小野澤和彦
■会員の皆様へのお知らせ■
○新規加入会員紹介
今回新たに新規加入された会員企業をご紹介します。
会 社 名 |
地熱エンジニアリング株式会社 |
連 絡 先 |
企画営業部部長代理
池内 研 殿
TEL:03-3669-1775
FAX:03-3669-1426
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住 所 |
〒103-0016東京都中央区日本橋小網町8番4号 |
事業内容 |
地熱開発調査、地質調査、さく井工事施工 |
■GECホームページ「会員企業の技術紹介」■
昨年12月末に技術紹介寄稿のお願いをし、2月初旬に最後の技術紹介を掲載してホームページの全てを開設することが出来ましたことは、皆様のご協力の賜物と感謝しております。
さて、「会員企業の技術紹介」は2月4日実施の「GECホームページに関するアンケート」で、今後ともよく見る(開く)であろうと思われるメニューの第五位(ちなみに第一位は「地下利用の事例と動向」)にランクされ、「最近の技術動向が分かって良い」、「大変面白い」と好評を得ております。しかしながら、「7月7日現在の掲載数26件(13社)」と寄稿件数が少ないのが実状です。
ホームページに関しましては、自治体等からの問い合わせもあり反響大なるものがあります。
是非この機会に会員企業皆様の寄稿をお待ちしております。下記の要領にてお願い致します。
記
(1) 紹介内容:地下(半地下、盛土地下を含む)の開発・利用に係る技術紹介
(2) 原稿作成要領:会社名、紹介する技術のタイトル、内容記事、写真(図)、連絡先をPDFファイル形式にて作成
(3) 掲載件数:1社当たり3件迄とさせて頂きます。
(4) 掲載期間:1年を目安と致します。
(5)連絡・問い合わせ先:地下開発利用研究センター
事務局 安田・中村
(TEL03-3502-3671/FAX03-3502-3265)
(E-Mail:hiromi@enaa.or.jp)
(6)GECホームページアドレス:http://www.enaa.or.jp/GEC/
通商産業省のホームページからもリンクできます。
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