第166号/2003.7 

研究企画委員会・センター運営会議報告

平成15年度社会開発システム策定及びプロジェクト計画策定の調査研究

平成15年度「特別調査研究テーマ」

平成15年度受託事業

平成15年度助成事業

会員の皆様へのお知らせ


■研究企画委員会・センター運営会議報告■


○研究企画委員会報告

平成15年度の第1回研究企画委員会が6月9日(月)10時より、当協会において開催されました。
大関所長の挨拶後、新委員紹介及び大林芳久新委員長(椛蝸ム組 専務取締役)の就任挨拶があり、また来賓の経済産業省 経済産業政策局 産業施設課の山田哲也殿よりご挨拶をいただきました。引き続き委員長の司会により、議題の審議と報告が行われました。議事内容の概要は、以下のとおりです。
議題1:平成14年度事業報告、決算報告について
議題2:平成15年度事業について
議題3:その他
最初に、平成14年度事業報告書(案)及び決算報告書(案)の審議が行われ、承認されました。
次に、@平成15年度の地下センター事業計画、A社会開発システム策定事業(システム策定)、B社会開発プロジェクト等の計画策定・推進事業(プロジェクト計画策定)、C特別調査研究―産業施設のLCCO2に関する調査研究、D受託事業―地中式ガス化溶融機械システム、雪冷熱エネルギー利用、E助成事業―熱電変換システム、F地下情報化部会、G地下利用推進部会・幹事会、H研究企画WGについて・・・その内容と進捗状況の報告があり了承されました。
 また、研究成果発表会の紹介が行われました。


平成14年度 研究企画委員会名簿

(H15.6.9現在敬称略・順不同)      *印:新委員

職務
会 社 名
氏 名
委員長 * 椛蝸ム組
大林 芳久
委  員 * 鹿島建設
松本  隆
 〃 川崎重工業
近藤 保徳
 〃 褐F谷組
蟹本 博右
 〃 鰹ャ松製作所
古川  健
 〃 JFEエンジニアリング
山岸 一也
 〃 新日本製鐵
栗山 実則
 〃 澗゙イヤコンサルタント
橋井 智毅
 〃   * 大成建設
俣野  実
 〃   * 樺|中工務店
上田 貴夫
 〃   * 電源開発
江原 昌彦
 〃 東京ガス
秋山 隆史
 〃 東京電力
斉藤  久
 〃 日揮
林  浩二
 〃 日鉱金属
藤井 佳昭
 〃 富士電機
佐藤 俊比古
 〃 且O菱地所設計
工藤 康博
 〃   * 三菱重工業
渡部 充成


  (会議風景)



○センター運営会議報告

 平成15年度の第1回運営会議が6月11日(水)16時より,当協会において開催されました。大関所長の挨拶の後、新委員の紹介があり、その後、委員長に永広和夫氏(新日本製鐵鰹務取締役)が選出されました。
委員構成は、下表のとおりです。
 開会にあたり、委員長の就任挨拶の後、来賓を代表して経済産業省経済産業政策局産業施設課 鈴木課長補佐殿のご挨拶を頂きました。
 会議では、理事会への付議事項を含めて次の議題について報告審議が行われました。
  議題1:平成14年度事業報告、決算報告について
  議題2:平成15年度事業について
  議題3:その他
 平成14年度事業報告書(案)及び決算報告報告書(案)について承認された後、地下センターの平成15年度事業計画の説明報告がありました。また、平成14年度の補助事業、受託事業、助成事業などの活動状況報告があり、いずれの報告も了承されました。


平成14年度 運営会議委員名簿

(平成15.6.11現在 敬称略・順不同)    *印:新委員
職務
会 社 名
氏 名
役 職
委員 長 * 新日本製鐵 永広 和夫 常務取締役
 〃     石川島播磨重工業 岩本 頴一郎 取締役副社長
 〃 渇`原製作所 大下 孝裕 常務執行役員
 〃 大阪ガス 松村 雄次 取締役副社長
 〃 椛蝸ム組 大林 芳久 専務取締役
 〃 鹿島建設 冨岡 征一郎 専務取締役
 〃 川崎重工業 能勢 修一 理事
 〃 関西電力 手塚 昌信 取締役
 〃    * 褐F谷組 山口 啓二 取締役副社長
 〃    * 叶_戸製鋼所 青木 克規 常務執行役員
 〃 鰹ャ松製作所 大柿 光司 技術顧問
 〃 JFEエンジニアリング 小菅 茂義 専務執行役員
 〃 清水建設 瓜生 喜久雄 顧問
 〃 大成建設 伊藤 喜栄 常任監査役
 〃 樺|中工務店 最上 公彦 取締役
 〃 中部電力 宮池 克人 取締役
 〃 千代田化工建設 成冨 尚武 取締役副社長
 〃 電源開発 堀  正幸 取締役
 〃 東京ガス 小林 剛也 常務執行役員
 〃 東京電力 吉越  洋 取締役
 〃    * 東洋エンジニアリング 西原 一臣 執行役員
 〃 戸田建設 香西  慧 専務取締役
 〃 日揮 岡田  剛 技術最高顧問
 〃 日鉱金属 宇野  智 常務執行役員
 〃    * 滑ヤ組 吉見 憲一 本部長
 〃 日立造船 長谷川 紀夫 執行役員
 〃 富士電機 横田 四郎 執行役員常務
 〃 三井造船 山口 良介 常務取締役
 〃    * 且O菱地所設計 稲田 達夫 部長
 〃    * 三菱重工業 松浦 重治 常務取締役
 


                    



■平成15年度社会開発システム策定及びプロジェクト計画策定の調査研究■



○地下を利用した浮体式免振システムに関する研究(システム策定)(継続)
委員長:渡邊 英一(京都大学 教授) 作業部会:@基本コンセプト部会、A基礎構造部会、B浮体構造部会(主査企業:清水建設) 

 浮体式構造物は、地震に対して非常に大きな免振性能を有している。長期的外力がほとんど作用しない「地下」との組合せにより、「浮体式」の特徴をさらに活かし、「地面から浮いた建物」に、より近い構造の実現化を研究するのがこの委員会の目的である。 平成15年度は平成14年度に得られた課題、@コンセプト上の課題、A構造・システムの課題、B設計・施工・維持管理上の課題等を解決することを目指す。


○地中式都市型エネルギー拠点施設のフィージビリティスタディー電力貯蔵技術を中心とする調査研究(プロジェクト計画策定)(新規)
委員長:佐土原 聡(横浜国立大学 教授) 作業部会:準備中(主査企業:鹿島建設) 

 現状の問題点を踏まえ、都市内エネルギー回収と需給マッチングの課題の解決を目的に、電力貯蔵システムを都市需要地区の地下に設置した場合の効果についてフィージビリティスタディを行うもので、貯蔵電力の対象としては、@都市におけるエネルギー回収(ごみ焼却発電、工場自家発電等)、A都市におけるエネルギー供給施設(コージェネレーション施設等)。            


○DMEの低温貯蔵供給機械システムの調査研究(プロジェクト計画策定)(新規)
委員長:中川 加明一郎(電力中央研究所) 作業部会:@地盤構造検討作業部会、A設備検討作業部会(主査企業:清水建設) 

 DMEは新エネルギーのひとつとして期待されているが、普及のためには流通・貯蔵等の研究が必要である。DMEは既存のLPGインフラを利用できる長所があり、当面はそれを使用するが、将来はより大規模な貯蔵施設が必要で、そのための課題解決検討とDMEがバイオマスからも生産できることから環境への負荷が少ない最適システムの検討を行うことを目的とする。





■平成15年度「特別調査研究テーマ」■


○産業施設のLCCO2に関する調査研究(新規)

委員長:稲葉 敦(産業技術総合研究所LCAセンター長) 作業部会:準備中(主査企業:タイセイ総合研究所(大成建設)) 

 産業施設のライフサイクルを通じて排出されるトータルのCO2排出量(LCCO2)を検討・把握し、エネルギー有効利用とCO2削減による環境への効果を確保する産業プラントの、計画設計・建設・操業に関する技術体系の構築を図ることを目的とする。



■平成15年度受託事業■


○地域環境共生地中式廃棄物ガス化溶融機械システムの開発に関するフィージビリティスタディ(新規) 
(受託先:財団法人機械システム振興協会)委員長:平山 直道(都立大学名誉教授) 作業部会:検討中 

 近年、@周辺環境を配慮した清掃工場、A循環型社会の実現に向けた清掃工場の機械化システム、B都市エネルギーの効率的な廃熱回収等が要望されており、これらの課題解決方法として、都市後背に立地する地中式ガス化溶融機械システムが考えられる。この研究は、平成14年度の調査研究の結果、抽出された検討課題についてシステムの開発を行うことを目的とする。


○雪の冷熱エネルギー利用に関する基礎調査(新規予定)(受託先:札幌市)
委員長:未定 作業部会:設置予定

 第4次長期総合計画では、「雪の冷熱エネルギーの利用」を、産・学・官が連携して推し進めることを重点施策として揚げている。この施策を具体的に進めるため、平成14年度に引き続き札幌市と協同で、札幌市の雪対策施設や公共施設を用いた冷熱エネルギーの利用方法を調査研究し、実施段階を意識した実用化へ向けてのデータ収集、システム検討、課題の整理を行う。



■平成15年度助成事業■


○H15年度高効率熱電変換システムの開発(継続)(交付元:NEDO)

プロジェクトリーダー:梶川副学長・教授(湘南工科大学) 作業部会:@熱電変換モジュール、A熱電変換システム、B評価技術、C研究推進/普及調査研究 

 排熱エネルギーを高効率で回収するための革新的熱電変換モジュールの開発、これを用いた熱電変換システムの実用化開発及び熱電変換システムの普及に向けた調査・評価技術の確立の研究を行ない、CO2排出量削減に寄与することを目的とする。




■会員の皆様へのお知らせ■


○第257回サロン・ド・エナ開催のご案内

日 時 :平成15年7月17日(木)17:30〜(於:当協会6階C,D,E会議室)
講 師 :梶川 武信 氏(湘南工科大学副学長・教授)
テーマ :「排熱が直接電気に、電気が直接冷熱に〜進展する熱電変換事業〜」

講演要旨:身の周りにある様々な排熱を回収し、電気として利用可能とする技術開発が急速に進んでいます。一方、電気を冷熱に直接変換する熱電変換冷却も身近のものとなり、光通信や半導体製造装置等の産業用で広く利用され、また駆動部がない静粛な冷蔵庫などの普及も進みつつあります。
様々な排熱を利用可能とするニーズや、電気の届かないところで電気を使いたいニーズ、産業・民生等、多方面でのエネルギー合理化のニーズを受けて、新しい材料とモジュール、システムの技術革新が、熱電変換発電分野で進もうとしています。 
このような新しい技術が社会に与えるインパクト・効果について、技術開発と応用開発の具体的な事例をベースとし、現状の解決課題と見通し、これからの事業化展望を先取りして紹介いたします。
  (講演終了後懇親立食パーティ)

   会   費:3000円(非会員5000円)(当日受付にて申し受けます)
   申込要領:E-mailで事務局へお申し込み下さい。申込多数の場合は先着順で締め切らせていただきます。
                    
        地下開発利用研究センター 事務局 (TEL:03-3502-3671/FAX:03-3502-3265)



 


舌句雑感:"男女同権?女男同権?"先日新聞記事で、日教組が「男女混合名簿」を「女男混合名簿」と言い換える提唱をしているとの紹介があった。さらに読者からもっとすごい例、『「ジェンダーフリーフォーラムinおおた」の催し案内の文中に「変わりゆく社会と女男(ひと)」、「女男(みんな)が自分らしく働く環境」と表記されていた』が新聞社に寄せられた。この催しの主催が大田区立男女平等推進センターで、このような運動を推進している一例であるようだ。皆さんはどういう感想をお持ちになっただろうか。
元来、男女平等など幻想に過ぎないことは明らかで、お互いの身体的、精神的違いを理解することから始めて、それでいかに仲良く協調して生きていくかを教えるのが教育者の責務ではないのか。日本の教育を台無しにし、愛国心のない人間を生み出した日教組はいまだに反省しないばかりか、さらにばかげたことをやろうとしている。日教組に普通の感覚を持った人はいないのだろうか?       (GECニュース編集者)