第20号/1991.4
■委員会報告 センター運営会議・大深度地下空間開発委員会
■平成3年度センター事業の概要
■連絡担当者会議
■新聞記事から
■会員の皆様へのお知らせ
■会員状況
■委員会報告■
センター運営会議(平成2年度第3回)
日時: |
3月25日(月) 13:30〜15:00 |
議題: |
@ 平成2年度諸事業進捗状況について
A 平成3年度事業計画及び予算について
補助金要望の結果及び大プロ予算について
事業計画について
予算について
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会議に先立ち、通商産業省工業技術院研究開発官 倉剛進氏の挨拶がなされた。
前回会議以降の地下センターの主な事業マスタープランの策定、受託事業の実施、国内見学会、講演会等について山口専務理事より報告を行った。
マスタープラン専門委員会報告書その2について事務局より報告を行った。
平成3年度日本自転車振興会補助金及び大型プロジェクト研究開発費予算について資料のように内示があった旨山口専務理事より説明があった。
平成3年度事業計画(研究開発テーマ、地下清掃工場システム、実証試験テーマ、プロジェクト推進等)について山口専務理事より説明があった。(詳細については次ページ参照)
上記Aについて理事会に上程することが承認された。
大深度地下空間開発委員会(第4回)
日時: |
3月26日(火)10:00〜12:00 |
議題: |
@ 平成2年度委託業務成果報告について
A 平成3年度研究開発取り組み方針及び予算について
B 研究開発業務記録映画(ビデオ)制作要否について
C 平成3年度特別分担金の分担について
D 平成3年度地下センター事業計画及び予算(案)
E 他委員会状況報告 |
第4回技術専門委員会において検討された上記議題について審議され承認された。大深度地下空間開発プロジェクトの紹介・活動内容を主とした映画(ビデオ)についても、制作することが承認された。この映画(ビデオ)は、中間評価まで(平成4年度)と、プロジェクト完了までの2本立てとして制作する計画となっている。
平成元年度からスタートした本プロジェクトもこの4月から3年目を迎えることになるが、平成3年度の契約に向けての作業を行っているところである。
■平成3年度センター事業の概要■
平成3年3月25日開催されたセンター運営会議において、平成3年度センター事業計画が審議決定された。概要は以下に示す通りである。
1.地下開発マスタープランの作成
平成3年度においては、平成2年度後半に発足させた基盤技術系4部会において技術面から現状調査と課題の抽出を行うとともに、これらすべての結果を総合して地下開発マスタープランの取りまとめを行う。
2.地下空間の開発利用システムの研究開発等
- 平成3年度は、前年度に着手した下記2テーマを継続して実施するとともに新規4テーマについても実施する。
(補助金対象5テーマ、自主事業1テーマ)
(1)大都市圏複合型インフラ大動脈構想
(2)都市部における効率的地下駐車場システムの開発
- 既研究開発テーマ等のなかから1テーマ取り上げ新たに実証試験に着手する。
テーマ候補……人・物の高速垂直連続輸送システム
- 地下空間の開発利用に関する課題の調査研究
地下空間の開発利用を推進、実現化する上で解決し整備すべき課題で、共通的、横断的テーマを2テーマ取り上げ調査研究を実施する。
(テーマ例:地下空間利用マップ、地下利用に伴う人間心理、地下空間利用に関する標準化)
- 地下空間の開発利用に係わる研究開発成果等のプロジェクト化の推進のための諸事業を行う。
3.大深度地下空間開発技術に関する研究開発
50m以深の大深度にドーム状の地下空間を構築する技術の確立を目指し、引き続き「大深度地下空間開発委員会」において積極的に研究開発を推進することとし、前年度に引き続き本年度は次の研究開発に取り組む。
(1)高精度地下構造評価技術の研究開発
要素技術の基礎試験ならびに基礎設計を行う。
(2)大深度地下空間構築技術の研究開発
要素技術実験ならびに基礎設計を行う。
(3)大深度地下環境制御・防災技術の研究開発
開発課題の絞り込みを行うとともに、システムの基礎設計を行う。
(4)トータルシステム・利用技術の研究開発
トータルシステム・利用技術の基本計画及び、総合実証実験を行うための基本計画を検討する。
4.調査・資料情報の収集
地下空間の開発利用に関する内外の動向について調査・資料情報の収集を行う。
5.地下空間の開発利用に関する広報事業等
地下空間の開発利用に関し、関係方面の理解を一層深めるとともに、会員相互間の交流を図るための諸事業を行う。
(1)センターニュースの発行
(2)機関誌の発行(財団本部と共同)
(3)見学会、講演会の開催等の事業を行う。
(4)委員会活動等の成果発表会の開催
6.国、政府関係機関、地方公共団体等からの受託事業の実施
(参考)平成2年度受託事業及び受託先
(1)大深度地下空間開発技術の研究開発、新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO)
(2)新型負荷平準化電源環境影響評価技術調査研究、新エネルギー財団(NEF)
(3)石油ガス備蓄技術(ハード)調査、石油公団
(4)大都市における地下清掃工場システムの調査、(社)日本機械工業連合会
(5)地下空間の安全性評価研究、(社)日本損害保険協会
■連絡担当者会議■
日頃当センターとの諸連絡をご担当いただいている会員各社の連絡担当者の方々に、センターの実情を説明申し上げ、併せて、ご意見ご要望を伺わせていただくためのセンター連絡担当者会議を、3月26日(火)に機械振興会館において開催した。
山口専務理事の挨拶、佐伯専務理事、池松常務理事、その他事務局員の紹介のあと、山口専務理事より、
@ センターの概況について(賛助会員現況、センター組織、センター事務局組織)
A 平成2年度事業について(マスタープラン策定、研究開発(分科会)、大深度地下空間開発技術プロジェクト、受託事業、見学会、講演会等)
B 平成3年度事業計画及び予算について
の説明及び報告が行われた。
会議終了後、懇親会が行われ、連絡担当者の方々との交流をより深めることができた。
(平成3年度機械工業振興資金総括表及び補助事業概要、大深度地下空間開発技術研究開発費、平成3年度センター特別会計予算(案))
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■新聞記事から■
○ スカンディナビア半島と欧州を結ぶ(日本経済新聞 3月7日)
架橋とトンネルで西暦2000年にもスカンディナビア半島と欧州大陸を結ぶ。総工費は邦貨で約4600億円の見込み
○ 携帯電話も地下鉄内で、夏から新橋駅で実験(日本工業新聞 3月8日)
帝都高速度交通営団は、地下鉄内等地下空間でも携帯電話やポケットベルなど移動体通信が使用できるシステムの開発に乗り出す。営団が郵政省、NTT、東京テレメッセージ、通信機器メーカーなどと今年1月設立した電波地下開発利用促進協議会の活動として行う。夏をめどにJR新橋駅東口の地下街を利用して実験を開始、データ収集を行う。
○ 縦型地下掘削工法を研究(日刊建設工業新聞 3月12日)
首都高速道路公団は、中央環状品川線のルートや構造の検討をすすめているが、路線の大半が狭い幅員での地下構造となることから、最適な地下掘削工法の実用化に向けた調査・研究に乗りだした。
○ 川崎競馬場に大規模(1000台分)の半地下式駐車場建設(日本経済新聞 3月20日)
レース走路に囲まれた芝生部分(内馬場)の一部を使用。狭い土地を有効活用しなければならない都市型競馬場の窮余の一策
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■会員の皆様へのお知らせ■
○ サロン・ド・エナ(第125回)開催案内
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1. 日 時 |
5月15日(水)17:30〜20:00 |
2. 場 所 |
当協会AB会議室(4F) |
3. テーマ |
「21世紀を目指す漁業地域総合開発計画について」(仮題) |
講 師 |
細田 忠雄氏 (日本の二百海里の漁業開発を進める会 社団法人マリンフォーラム21専務理事) |
○人事異動(通商産業省)〈4月1日付〉
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氏名 |
新 |
旧 |
石川 好文 |
機械情報産業局 産業機械課 |
併任解除 特許庁 審査第三部 兼 機械情報産業局 産業機械課 |
奥 直也 |
機械情報産業局 産業機械課 |
併任 特許庁 審査第三部 |
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■会員状況■
賛助会員名簿(平成3年4月1日現在)
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●エンジニアリング専業(7) |
千代田化工建設
東洋エンジニアリング
日揮
三機工業
日鉱エンジニアリング
日立プラント建設
三菱レイヨン・エンジニアリング
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●地質・コンサルタント(10) |
応用地質
梶谷エンジニア
川崎地質
サンコーコンサルタント
潟_イヤコンサルタント
| 樺n球科学総合研究所
中央開発
鞄建設計
兜ィ理計測コンサルタント
三井鉱山エンジニアリング
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●鉱業・石油精製(10) |
出光興産
昭和シェル石油
住友金属鉱山
同和鉱業
日鉄鉱業
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日本海洋掘削
日本鉱業
日本石油
三井金属資源開発
三菱マテリアル
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●建設(43) |
叶ツ木建設
椛蝸ム組
渇恆コ組
鹿島建設
きんでん
褐F谷組
轄ヲr組
五洋建設
佐藤工業
清水建設
株註ホ
住友建設
西武建設
椛K高組
大成建設
樺|中工務店
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樺|中土木
大都工業
大日本土木
大豊建設
樺n崎工業
鉄建建設
東亜建設工業
東急建設
東洋建設
戸田建設
利根地下技術
飛島建設
西松建設
日産建設
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日特建設
日本国土開発
日本ロックエンジニアリング
滑ヤ組
兜沒c組
潟tジタ
不動建設
前田建設工業
三井建設
三菱建設
村本建設
叶X本組
若築建設
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●鉄鋼(4) |
NKK
叶_戸製鋼所
新日本製鐵
住友金属工業
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●造船・重機(6) |
石川島播磨重工業
川崎重工業
住友重機械工業
日立造船
三井造船
三菱重工業
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●産業機械(12)
| 渇`原製作所
潟Nボタ
鰹ャ松製作所
ダイキン工業
鞄d業社機械製作所
トーヨーカネツ
| 叶V潟鐵工所
鞄本製鋼所
日立建機
フジテック
日本オーチス・エレベータ
ホーチキ
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●電機・通信・計装(15)
| 住友電気工業
セコム
鞄月ナ
日本電気
能美防災
鞄立製作所
日立電線
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ファナック
藤倉電線
富士通
富士電機
古河電気工業
三菱電機
山武ハネウエル
横河電機
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●窯業(2) |
小野田セメント(株)
住友セメント(株)
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●電力・ガス(7) |
関西電力
中部電力
東京電力
電源開発
大阪ガス
東京ガス
東邦瓦斯
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●損害保険(6) |
住友海上火災保険
三井海上火災保険
東京海上火災保険
日産火災海上保険
日本火災海上保険
安田火災海上保険
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●特別会員(2) |
(財)電力中央研究所
日本地下石油備蓄
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○協力銀行(7) |
鞄本長期信用銀行
且O和銀行
椛謌鼕ゥ業銀行
椛蝌a銀行
兜x士銀行
椛セ陽神戸三井銀行
且O菱銀行
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普通会員124
特別会員 2
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賛助会員計126
協力銀行 7
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