第54号/1994.2

■地下利用推進部会発足

■委員会報告

■地下利用推進部会名簿

■夜間電力活用型下水処理システム

■熊本市真空式ごみ収集システム

■サロン・ド・エナ


■地下利用推進部会発足■

マスタープラン策定、ガイドブック編纂に続く第3の柱として、地下開発利用のニーズ発掘を行うとともに、実現のための基本問題のテーマ化を検討することを目的とした新部会は、おかげさまで多数の会員企業の皆様からご応募を戴き「地下利用推進部会」として2月23日(水)10時から4部会の合同会議が行われて発足しました。
当部会には58社から85名が参加しており、当日は山口専務理事の挨拶の後、通産省環境立地局産業施設課 岡田技官、各部会の部会長・副部会長、事務局の紹介および活動細目の説明が行われました。

今後は各部会毎に精力的な活動が展開される予定です。




■委員会報告■

○研究企画委員会

日時: 1月26日(水)10:00〜12:00
議題: @ 新部会準備状況について
A 平成5年度事業について(受託事業、GEC行事)
B ビジョン委員会報告

議事は、新部会の準備状況(申込み状況、委員名簿および活動細目)について報告、了承された後、平成5年度事業のうち受託事業の概要およびGEC行事について報告、了承されました。
また、現在ENAA本部にて活動中のエンジニアリングビジョン策定の委員会の活動についても紹介されました。



■地下利用推進部会名簿■

今回発足した地下利用推進部会の名簿は以下の通りです。(敬称略)
尚、本部会の幹事長として長岡義麿氏(鹿島建設)、副幹事長として小谷克己氏(大林組)が選任されました。

部会長
副部会長
委員(順不同)    
第1部会
(基本問題)

長岡 義麿
(鹿島建設)
米澤 勉
(三菱地所)

望月 茂 (戸田建設) 
金谷 賢生(関西電力) 
北川 隆 (西松建設)  
熊谷 敬一(IHI)   
水取 和幸(錢高組) 
高柳 健一(ハザマ) 
小澤 郁夫(大林組) 
松原 英夫(能美防災) 
小倉 貞夫(NKK) 
石川 浩次(中央開発) 
石井 英二
(サンコーコンサルタント)
山本 進 
(ダイヤ コンサルタント)
荒谷 輝正(ホーチキ) 
龍田 昌毅(新日鉄) 
荻須 一致(利根地下)
阿部 将一(千代田化工)
福田 聡之(東京電力)
高森 貞彦(前田建設)
岩間 栄一(東京ガス)
岡井 大八(大阪ガス)
鈴木 亘 (東邦ガス)
新貝 和照(富士電機)
第2部会(都市)

小谷 克己
(大林組)
岡部 治正
(日建設計)

志関 彰男(戸田建設) 
児玉 範男(日産建設) 
松崎 勝 (西松建設) 
坂牧 靖昭(同和工営)   
山内 昭夫(梶谷エンジ)
片山 良彦(フジタ) 
柴田 忠彦(IHI) 
小出 俊弘(山武ハネウェル)
中山 昭明(錢高組) 
大川 孝 (大成建) 
平松 一夫(ハザマ) 
一柳 演 (三菱建設)
寺井 徳雄(奥村組) 
永田 峻 (日揮) 
清水 一都(清水建設)
柴野 潤一(NKK)
三澤 義郎(三機工業)
高岩 勝 
(サンコーコンサルタント)
浦川 智志(三菱重工)
田中 省三(三井造船)
加藤 洋一
(日立プラント建設)
山口 義明(大林組)
第3部会(地方)

石崎 秀武
(清水建設)
関根 啓二
(日揮)

由雄 正保(川崎重工) 
石田 和夫(熊谷組) 
梶谷 輝雄(梶谷エンジ)
青木 昌彦(フジタ) 
吉川 雄三(錢高組) 
塩入 貢 (大成建設) 
福富 正人(ハザマ) 
山口 義明(大林組) 
合力 俊郎(NKK) 
鍛冶 義和(中央開発) 
春木 隆 (竹中土木) 
大橋 貞彦
(サンコーコンサルタント)
石田 潤一(福田組)
村上 文啓(東洋エンジ)
山口 徹 (日本国土開発)
土屋 宜央(鴻池組)
矢頭 徳弘(コマツ)
新実 佳朗(中部電力)
川村 紘一(クボタ)
第4部会
(既設空洞)

世一 英俊
(ハザマ)
石井 英二
(サンコーコンサルタント)

土屋 真 
(三菱マテリアル) 
横井 浩一(日鉄鉱業) 
大谷 通 (戸田建設) 
神谷 宏 (西松建設) 
坂井 慎二(日鉄金属) 
佐藤 允 (川崎地質) 
山嵜 武則(大林組)
柏  稔 (梶谷エンジ)
高田 武彦(日揮)
山崎多賀一(鉄建建設)
山本 光起(竹中工務店)
梅寺 誠 (住友金属鉱山)
新宮 和喜(三井金属資源)
柿田 毅 (三井鉱山エンジ)
 


■夜間電力活用型下水処理システム調査研究委員会■

本年度のプロジェクト推進事業の一つとして「夜間電力活用型下水処理システム調査研究委員会」が発足しましたので概要を以下に紹介します。

1.背景・目的

都市における電力エネルギー消費量の伸びや昼間と夜間の格差の増加、文明のバロメーターとしての下水処理施設設置の必要性および都市の発展に伴う地下利用促進の方向性を踏まえ、本調査研究においては、電力多消費型施設である下水処理場において、新しい立地である地下空間を利用し、夜間電力を活用することによって電力負荷平準化に寄与できる、複合したシステムを提案し、その実現化に向けた技術課題の抽出とフィージビリティスタディを行う。

2.委員会名簿(敬称略)

委員長 林  正夫 東海大学工学部 土木工学科 教授
委 員 竹矢 一雄 (前)徳島大学工学部 機械工学科 教授
委 員 田中 和博 日本大学理工学部土木工学科 教授
委 員 厨川 道雄 通産省工技院資源環境技術総合研究所 地殻工学部長
委 員 浅野 浩志 東京大学工学部地球環境工学講座 助教授
委 員 田中 伸和 電力中央研究所 我孫子研究所 水理部 次長
委 員 石川 和男 資源エネルギー庁 新・再生エネルギー発電班 班長
委 員 原田 信昭 (財)新エネルギー財団 常務理事
委 員 田中 修司 建設省 土木研究所 下水道研究室長
委 員 堂々 功  日本下水道事業団 計画部長
委 員 宮川 彰彦 (財)エンジニアリング振興協会 地下開発利用研究センター 研究理事
委 員 三浦 常利 三菱化工機梶@技術生産本部 副本部長
委 員 白井 正明 日立プラント建設梶@水処理事業部 開発部 部長
委 員 櫻間 雄蔵 鹿島建設梶@土木技術本部 技術部 担当部長
委 員 宰田 豊安 ハザマ 技術研究所 技術研究部 主席研究員
委 員 坊  直樹 利根地下技術梶@専務取締役
委 員 山岡 敬次郎 三井造船梶@環境・エネルギー統括部 エンジニアリング部長
委 員 川真田 直之 川崎重工業梶@技術総括本部 開発室 グループ長
オブザーバ 堀尾  容康 通産省 環境立地局 産業施設課 課長補佐
オブザーバ 尾崎  孝良 通産省 機械情報産業局 産業機械課 課長補佐
オブザーバ 佐伯  謹吾 日本下水道事業団 計画部 設計課長
オブザーバ 藤木  修  日本下水道事業団 技術開発部 技術開発課長
事務局   村上  正光 (財)エンジニアリング振興協会 地下開発利用研究センター 主任研究員
事務局   東條  正樹 三菱化工機梶@環境技術部 次長


■熊本市真空式ごみ収集システム見学報告■

この度、平成5年度の「ごみ輸送システムに関する調査研究分科会」(分科会長:平山直道 千葉工業大学教授)の活動として、熊本市のご好意により、同市における真空式ごみ収集システムの見学を行うことが出来ましたのでその概要を以下に示します。

@ システム概要
本システムは、住宅団地の各所に設けられた投入ポストに投入されたごみを地下に設置された容積1.5m3のタンクに貯留し、収集時にはタンクから150m〜200m離れた場所にあるドッキングステーションに真空式ごみ収集車を接続して搬送管(直径25cm)を通して収集する方式です。

A 設置団地
本システムは、平成3年度から市営住宅団地に設置されており、既に4団地1300戸以上の家庭で利用されており、今後も増設が計画されています。

B 導入効果
本システムの導入効果としては次の点が挙げられています。

  • いつでもごみが出せる。
  • ごみが露出せず衛生的である。
  • 臭気や犬、猫の被害が防げる。
  • 都市景観上好ましく、美観が保てる。
  • ごみ収集の省力化、近代化が図れる。
  • ごみ減量・リサイクルへの誘導。

    C その他の概要

  • 投入ポスト
    ごみの投入口は縦20cm×横23cmで、地上に設置した屋外ポスト型と高層住宅のダストシュート型がある。

  • 真空式ごみ収集車
    ごみの積載量は約3トンで容量は約7m3。

    今回の見学にあたり大変お世話になりました熊本市保健衛生局の皆様に誌上を借りまして改めてお礼を申し上げます。

    (三原 記)



    ■第156回サロン・ド・エナご案内■

    日 時:平成6年3月16日(水)17:30〜20:00
    場 所:当協会 AB会議室
    テーマ:「土壌汚染の現状と今後の動向」
    講 師:藤岡 庄衛殿(清水建設潟Gンジニアリング本部社会開発エンジニアリング部長)
    会 費:3,000円(非会員5,000円)(当日受付にて申し受けます。)


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