第56号/1994.4
■第31回定例理事会の開催
■ENAA連絡担当者会議開催
■平成6年度地下センター事業の概要
■地下センター調査研究組織図
■第158回サロン・ド・エナご案内
■第31回定例理事会の開催■
3月24日(木)、午後3時30分から当協会において、通商産業省機械情報産業局産業機械課長の安達俊雄氏、通商産業省環境立地局鉱山課長の大関真一氏、通商産業省機械情報産業局産業機械課課長補佐の尾崎孝良氏を来賓にお迎えして開催されました。
議題は次のとおりで、いずれも原案のとおり承認されました。
第1号議案:平成6年度事業計画(案)および収支予算(案)について
第2号議案:任期満了による役員改選について
第3号議案:顧問推薦について
理事45名中留任37名、交替6名および新任2名で、監事2名は留任です。
会長、理事長、専務理事2名、常務理事も留任です。
顧問については、現顧問7氏に引き続き委嘱することで承認されました。
なお、交替後の新理事および新任の理事は次の方々です。(敬称略)
<交替>
岡田 久 (帝国石油椛纒\取締役社長)
倉内 憲孝 (住友電気工業椛纒\取締役社長)
窪田 弘 (鞄本債券信用銀行取締役頭取)
星野 二郎 (三井造船椛纒\取締役社長)
美川 英二 (横河電機椛纒\取締役社長)
宮崎 明 (鹿島建設椛纒\取締役社長)
<新任>
平井 信恒(川崎製鐵叶齧ア取締役)
松本 幹生(滑ヤ組代表取締役社長)
■ENAA連絡担当者会議開催■
日頃ENAAとの諸連絡業務をご担当いただいている賛助会員各社(財団本部・地下開発利用研究センター・石油開発環境安全センター)の連絡担当者の方々にお集まりいただき、協会の実情を説明し、併せて、ご意見ご要望を伺わせていただくためのENAA連絡担当者会議を、3月22日(火)に東海大学校友会館において開催致しました。
佐伯専務理事の挨拶の後に、山口専務理事、池松常務理事より、
@平成5年度事業概要
A平成5年度受託事業(概要)
B平成6年度機械工業振興資金総括表および補助事業概要
C平成6年度事業計画および収支予算
D平成6年度講習会開催予定
E財団本部組織
等についての説明および報告が行われました。
会議には約150名の方々が出席され、会議終了後の懇親会では、連絡担当者の方々と意見交換を行い、一層の交流を深めることができました。
■平成6年度地下センター事業の概要■
平成6年度の当センターの事業計画の概要は以下の通りです。
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T. |
地下空間の開発利用システムの研究開発等 |
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1. |
地下空間の開発利用システムに関して当面着手することが適切な研究開発テーマを取り上げて研究開発を行う。 本年度は、下記継続テーマを含め、合計4テーマ程度を選定して実施する。 |
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(1) |
環境に調和した地熱発電所に関する調査研究 |
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(2) |
地下空間利用における空間デザインに関する調査研究 |
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2. |
平成3年度に着手した下記テーマの実証試験を継続して実施する。 |
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リニアモータによる垂直輸送システムの実証研究 |
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3. |
地下空間の開発利用によって社会基盤の形成を促進するため、プロジェクトの計画策定のための諸事業を行う。 本年度は、下記継続テーマを含め、合計3〜4テーマ程度を選定して実施する。 |
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(1) |
丘陵中都市における総合的地下利用研究 |
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(2) |
夜間電力活用型下水処理施設に関する研究
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U. |
地下空間の開発利用に関する課題の調査研究 |
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地下空間の開発利用を推進、実現化する上で解決し整備すべき課題で、共通的、横断的テーマを取り上げ調査研究を実施する。 本年度は、下記を継続して実施する。 |
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1. |
地下空間利用ビジョンの策定及び地下空間利用ガイドブックの作成編集 |
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2. |
地下利用推進部会による地下利用推進の基本問題整理検討及びニーズ発掘
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V. |
大深度地下空間開発技術に関する研究開発 |
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50m以深の地下(大深度地下)の積極的利用を図るため、大深度地下空間開発技術を開発することを目的として、「大深度地下空間開発委員会」のもとで、次の研究開発を行う。
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1. |
高精度地下構造評価技術の研究開発 |
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2. |
大深度地下空間構築技術の研究開発 |
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3. |
大深度地下環境制御・防災技術の研究開発 |
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4. |
トータルシステム・利用技術の研究開発
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W. |
調査・資料情報の収集 |
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地下空間の開発利用に関する内外の動向について調査し、資料情報の収集を行う。
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X. |
地下空間の開発利用に関する広報事業等 |
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地下空間の開発利用に関し、関係方面の理解を一層深めるとともに、会員相互の交流を図るための諸事業を行う。 |
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1. |
センターニュースの発行 |
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2. |
機関誌の発行(財団本部と共同) |
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3. |
講演会等の開催 |
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4. |
国際会議等への参加及び見学会等の開催 |
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5. |
委員会活動等の成果発表会の開催
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Y. |
国、政府関係機関、地方公共団体等からの受託事業の実施 |
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前年度に引き続き、受託事業を実施する。 |
■地下センター調査研究組織図■
平成6年度調査研究組織は以下のとおりです。
■第158回サロン・ド・エナご案内■
今回は地下センターの担当分として、興味深い話題をお話頂きますので、多数のご参加をお願い致します。
テーマ: |
「図」の都市、「地」の都市 |
講 師: |
松葉 清 氏(建築評論家)(朝日新聞社次長) |
日 時: |
5月18日(水)17:30〜20:00 |
会 費: |
3,000円(非会員5,000円)(当日、受付にて申し受けます。) |
場 所: |
当協会AB会議室 |
講演要旨
1980年代にさまざまな建築表現の実験が行われたことは記憶に新しい。しかし、図像の建築は、必ずしも都市を豊かにはして来なかった。都市の建築を「図」、広場、街路などを「地」と位置づける思考に従うなら、1980年代は「図」が偏重された時期であったといえるだろうし、真の豊かさを目指すなら「地」に新たな活路を見いだしてしかるべきだ。フランスの例を中心に「地」のあり方を考えたい。
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