第70号/1995.7
■センター運営会議開催
■第34回定例理事会・研究企画委員会開催
■大深度地下空間開発委員会・技術専門委員会開催
■平成8年度研究テーマの募集について
■地下開発利用研究センター調査研究組織図
■分科会、実証試験、プロジェクト計画策定事業内容
■大深度地下空間開発技術の研究開発実施計画
■センター運営会議開催■
平成7年度の第1回センター運営会議が、6月12日に開催されました。山口専務理事の挨拶のあと、新委員の紹介があり、委員長には藤原俊朗氏(新日本製鐡鰹務取締役)が昨年度に引き続き就任されました。委員会は、藤原委員長以下40名の委員で構成されています。
委員長の挨拶のあと、来賓の通商産業省 環境立地局 産業施設課長 相澤 徹氏より「いま、大深度地下空間に関する理念、技術開発の方向性、法制面を調査する調査会を、総理大臣の諮問機関として総理府に設置する法案の成立が進んでおり、3年間の過程で相当の勉強をする必要があり、是非皆様のご支援をお願いしたいと思います。」というご挨拶を頂き、議事の審議が行われました。
当日の会議は、理事会付議事項としての、平成6年度事業報告書(案)および平成6年度決算報告(案)の審議と、平成8年度テーマ募集についての審議、および平成7年度事業内容と年間活動計画(案)の報告が行われました。議事内容の概略は、次のとおりです。
議題1 平成6年度事業報告及び決算について
議題2 平成7年度事業について
議題3 平成8年度テーマ募集について
議題4 平成7年度の年間活動計画
事業内容については、平成7年度に取り組む分科会/プロジェクト計画策定事業/実証研究の説明があり、大深度地下空間開発技術の研究開発では、ビデオ放映のあとに研究開発内容について説明がありました。また、石油ガス国家備蓄調査と地下利用推進部会活動計画が報告され、いずれも了承されました。
また、平成8年度テーマ募集については、分科会とプロジェクト計画策定事業テーマ募集の内容について説明があり、筑波で実施される予定の「夜間電力活用型下水処理システム実証研究」が来年度も続くため、実証試験は募集しないことも含め審議され、了承されました。
平成7年度 運営会議委員名簿
(*:新委員) H7.6(敬称略・順不同)
職務 |
氏 名 |
会 社 名 |
役 職 名 |
委員長 |
藤原 俊朗 |
新日本製鐵 |
常務取締役 |
委 員 |
武井 俊文 |
石川島播磨重工業 |
代表取締役副社長 |
同 |
山鹿 素雄 |
NKK |
代表取締役副社長 |
同 |
谷島 昶 |
渇`原製作所 |
代表取締役副社長 |
同 |
宮腰 久司 |
大阪ガス |
専務取締役 |
同 |
伊丹 孝 |
椛蝸ム組 |
常務取締役 |
同 |
坂本 健次 |
鹿島建設 |
常務取締役 |
*同 |
須清 修造 |
川崎重工業 |
常務取締役 |
同 |
渡部 威 |
関西電力梶@ |
常務取締役 |
同 |
脇 敬之助 |
潟Nボタ |
常務取締役 |
同 |
宮坂 幸人 |
褐F谷組 |
常務取締役 |
同 |
佐伯 弘文 |
叶_戸製鋼所 |
取締役 |
同 |
高松 武彦 |
鰹ャ松製作所 |
監査役 |
同 |
井畔 瑞人 |
清水建設梶@ |
取締役 |
*同 |
大前 勇介 |
昭和シェル石油 |
取締役 |
同 |
佐々木 惇 |
住友海上火災保険 |
代表取締役副社長 |
同 |
栗原 務 |
住友重機械工業 |
専務取締役 |
同 |
油本 暢勇 |
住友電気工業 |
常務取締役 |
同 |
三嶋 希之 |
大成建設梶@ |
専務取締役 |
同 |
小早川 洋太郎 |
樺|中工務店 |
専務取締役 |
同 |
内田 敏久 |
中部電力梶@ |
代表取締役副社長 |
同 |
尾崎 喜代次 |
千代田化工建設 |
常務取締役 |
同 |
綱野 定三 |
電源開発梶@ |
常務取締役 |
同 |
大澤 隆太郎 |
東京ガス |
取締役 |
同 |
石井 清 |
東京電力梶@ |
常務取締役 |
同 |
金納 文治 |
東洋エンジニアリング |
代表取締役副社長 |
同 |
大澤 宏次郎 |
戸田建設 |
代表取締役副社長 |
同 |
小岩 克介 |
叶V潟鐵工所 |
取締役 |
同 |
高橋 重光 |
日揮梶@ |
代表取締役副社長 |
同 |
坂本 卓 |
日鉱金属梶@ |
代表取締役副社長 |
同 |
阪西 信太郎 |
滑ヤ組 |
取締役 |
同 |
浜田 邦雄 |
鞄立製作所 |
常務取締役 |
同 |
古田 庄五 |
日立造船梶@ |
代表取締役副社長 |
同 |
沢 邦彦 |
富士電機梶@ |
専務取締役 |
同 |
井口 武雄 |
三井海上火災保険 |
常務取締役 |
同 |
久保 英司 |
三井鉱山エンジニアリング |
代表取締役社長 |
*同 |
岡野 利通 |
三井造船梶@ |
取締役 |
同 |
田中 清治 |
三菱地所梶@ |
技術開発室長 |
同 |
秋田 宏 |
三菱重工業 |
常務取締役 |
同 |
石井 敏彦 |
安田火災海上保険梶@ |
常務取締役 |
■第34回定例理事会開催■
6月16日(金)、午後3時30分から当協会において、通商産業省機械情報産業局産業機械課長の藤野達夫氏を来賓にお迎えして開催されました。
議題は次のとおりで、いずれも原案のとおり承認されました。
第1号議案 平成6年度事業報告及び決算報告の承認について
第2号議案 平成7年度日本自転車振興会から補助金を受け入れて補助事業を実施することについて
第3号議案 理事の交替に伴う役員選任について
<理事の交替(敬称略・50音順)>
新任 |
伊藤 俊明(三菱重工業鰹務取締役) |
辞任 |
増田 信行 |
新任 |
上野山泰史(住友重機械工業鰹務取締役) |
辞任 |
合田 茂 |
新任 |
榎本 武(叶V潟鐵工所常務取締役) |
辞任 |
八木 武朗 |
新任 |
藤原 俊明(新日本製鐵椛纒\取締役副社長) |
辞任 |
阿南 惟正 |
■研究企画委員会開催■
平成7年度の第1回研究企画委員会が、6月6日に開催されました。山口専務理事の挨拶のあと、新委員の紹介があり、委員長には伊丹孝氏(椛蝸ム組常務取締役)が昨年度に引き続き就任されました。委員会は、伊丹委員長以下20名の委員で構成されています。
委員長の挨拶のあと、来賓を代表して通商産業省環境立地局 産業施設課 坂入課長補佐よりご挨拶を頂き、議事の審議が行われました。
当日の会議は、理事会付議事項としての、平成6年度事業報告書(案)および平成6年度決算報告(案)の審議と、平成8年度テーマ募集についての審議、平成7年度事業内容と年間活動計画(案)の報告が行われました。
議事内容の概略は、次のとおりです。
議題1 平成6年度事業報告及び決算について
議題2 平成7年度事業について
議題3 平成8年度テーマ募集について
議題4 平成7年度の年間活動計画
平成8年度テーマ募集については、昨年度までのテーマ提案リストを添付し、会員各位に配布する事になりました。
平成7年度 研究企画委員会名簿
(*:新委員) H7.6 (敬称略・順不同)
職 務 |
会 社 名 |
氏 名 |
所 属・役 職 |
委員長 |
椛蝸ム組 |
伊丹 孝 |
常務取締役 エンジニアリング本部長 |
委 員 |
NKK |
西村 祥一 |
総合エンジニアリング事業部
エンジニアリング技術総括部長 |
〃 |
川崎重工業梶@ |
小野 文信 |
技術総括本部 開発室 GFグループ長 |
〃 |
褐F谷組 |
平沢 秀男 |
エンジニアリング本部 本部長 |
〃 |
潟Nボタ |
木川 冨男 |
素形材事業本部 技監 |
〃 |
KOMATSU |
外山 浩介 |
経営企画室 技術総括部長 |
〃 |
昭和シェル石油 |
平田 泰生 |
経営企画部 部長 |
*〃 |
清水建設梶@ |
石崎 秀武 |
技術本部 技術開発センター 技術開発部長 |
〃 |
新日本製鐵梶@ |
福田 弘明 |
建材開発技術部 部長 |
〃 |
住友電気工業梶@ |
辻 康次郎 |
研究開発部門 技師長 |
〃 |
潟_イヤコンサルタント |
駒野 健二 |
常務取締役 東京事業本部長 |
*〃 |
樺|中工務店 |
山口 育雄 |
ニューフロンティアエンジニアリング本部 本部長 |
〃 |
東京ガス梶@ |
大津賀 久夫 |
マーケティング 企画部
営業技術グループマネージャー |
〃 |
東京電力梶@ |
宮本 幸始 |
建設部 副部長 |
〃 |
日揮梶@ |
加畑 長昭 |
原子力・環境・エネルギー・事業本部 副本部長 |
〃 |
日鉱金属梶@ |
宇野 智 |
資源開発部長 |
〃 |
鞄立製作所 |
富安 富士男 |
システム事業部 副技師長 |
〃 |
富士電機梶@ |
関口 一夫 |
社会システム事業部長 |
〃 |
三菱地所梶@ |
磯村 栄治 |
建築業務部 副長 |
〃 |
三菱重工業 |
石塚 敬一 |
汎用機事業本部 汎用機業務部 部長 |
■大深度地下空間開発委員会開催■
日時: |
6月8日(木)10:00〜11:40 |
議題: |
@平成7年度新委員長の選出
A平成7年度実施計画について
B平成7年度委託費の報告
C平成6年度地下センター事業報告および決算見込について
Dその他
|
通商産業省工業技術院研究開発官・漆原英二氏、通商産業省機械情報産業局産業機械課係長・見目省二氏を来賓にお迎えして開催され、漆原開発官より臨時大深度地下利用調査会設置法案が提出され、地下への関心が再熱化する気配がある。一方、平成8年度で本プロジェクトが終了するので、次期研究テーマとして公共に資するものの提案が望まれる。このため社会基盤の開発を進める勉強会を開いていくつもりであるので、今後とも関係者の協力をお願いするとのご挨拶を頂きました。
新委員長には高松現委員長の留任が委員多数の希望により決定されました。議事は議題に則って事務局より説明後、各案件とも了承されました。
■技術専門委員会開催■
日時: |
6月1日(木)10:00〜11:30 |
議題: |
@平成7年度実施計画について
A平成7年度委託費の報告
B平成6年度地下センター事業報告および決算見込について
Cその他
|
通商産業省環境立地局産業施設課課長補佐・坂入隆氏、通商産業省機械情報産業局産業機械課係長・見目省二氏、通商産業省工業技術院専門職・横田英樹氏、技官・野田和俊氏、NEDO産業技術研究開発部主査・小池章久氏を来賓にお迎えして開催され、坂入課長補佐より阪神大震災を踏まえて、防災の面から地下空間を考えて行きたいので、関係者の協力をお願いするとのご挨拶を戴きました。議事は各案件議題に則って事務局より説明後、審議、了承されました。
■平成8年度研究テーマの募集について■
ただいま平成8年度の研究テーマを募集中です。詳しい資料は賛助会員窓口担当へ送付済みでありますので、この機会にぜひご提案をお願いします。
@募集区分 … 分科会テーマ/プロジェクト計画策定事業
A応募期限 … 平成7年8月25日(金)までにご応募下さい。
B問いあわせ … 当協会 技術開発第1部 小林/中村 まで
(TEL:03−3502−3671)
(FAX:03−3502−3265)
■地下開発利用研究センター調査研究組織図■
平成7年度の調査研究組織は、以下のとおりです。
■平成7年度分科会、実証試験、プロジェクト計画策定事業内容■
平成7年度の分科会、実証試験、プロジェクト計画策定事業の各テーマと研究内容の概要は、以下のとおりです。
|
テーマ名 |
調査研究内容の概要 |
平成7年度研究内容の概要 |
地
下
空
間
利
用
シ
ス
テ
ム
の
研
究
開
発
∧
分
科
会
∨ |
(1) |
都市部における多目的地下貯水システムに関する調査研究
(継続テーマ) |
|
都市部において、普遍に存在する雨水などを活用した防火用水や緊急用飲料水、公園の散水など多目的に利用できる地下貯水システムについて検討する。 |
システムを具体化させるため、ケーススタディを中心に調査研究を行い、実現の可能性を検討する。具体的には、立地特性の把握・最適設置場所選定・貯水槽規模の設定方法・利用面・設備・貯水槽の構造・法制度・助成制度・管理・整備マニュアルなどについて検討し、地域住民が安全で豊かな暮らしに役立つシステムを構築する。 |
(2) |
地下多目的人工地盤に関する調査研究
(継続テーマ) |
|
長期的な都市の機能変化に柔軟に対応できる、地下の都市空間基盤体として、地下空間群基本構造体を構築する構想を研究する。 |
都市支援地下機能の開発推進の作成計画と合意プロセスを把握し、事業制度と新深度地下建設技術を用いた開発コスト決定ファクターを把握する。次いで、地下人工地盤の機能更新に関わるフレキシビリティーの問題点を抽出し、地下市街地として備えられるべきインフラストラクチャー機能の概念を構築する。また、地下による都市再整備の方法論の概念を構築し、具体的な地下市街地モデルを作成する。
さらに、地下市街地におけるアーバンデザインの方向付けや地上空間とのデュアルモードによる都市部地震災害対策機能分担までアプローチする。 |
(3) |
山岳横坑式清掃工場システムに関する調査研究
(新規テーマ) |
|
平地が少なく山地に囲まれた地方都市が全国的に多く、下水処理に続いて建設用地の確保と環境保全の観点から、山地清掃工場のニーズがあり、解決の方策を目指す。 |
地下空洞内に清掃工場システムを設ける基礎コンセプトを整理し、空洞建設とプラントの条件、建設・オペレーションメンテナンスの技術的条件をまとめ、課題に対応する。 |
(4) |
立て型複合式下水処理システムの調査研究
(新規テーマ) |
|
都市の環境保全、都市防災のためのシステム機能の提案として、地下空間を利用し夜間電力を活用するCAES/GT発電兼用ディープシャフト型下水処理システムにより、雨水貯留施設を複合利用したシステム構想の研究を行う。 |
以下の技術的検討を行う。
(1)夜間電力活用型下水処理システムと、その複合システムの技術課題の整理
(2)都市の環境保全、都市防災のためのシステム機能の抽出・検討
(3)雨水貯留施設との複合化可能性の検討
(4)雨水貯留施設を利用したエネルギー貯蔵システム構想
|
実
証
試
験 |
(1) |
夜間電力活用型下水処理システム実証研究
(新規テーマ) |
|
電力多消費型施設である下水処理場において、新しい立地である地下空間を利用し夜間電力を活用する事により電力負荷平準化に寄与できる複合システムの実現化に向けた実プラント建設の知見を得るための実証を行う。 |
地下立型大深度、地下水圧バランス型の圧力エネルギー貯蔵構造を確立し、沈設施工の上、耐圧及び圧力貯蔵試験を行う。また、電力に変換する機関と水処理プロセスを検討する。 |
プ
ロ
ジ
ェ
ク
ト
計
画
策
定 |
(1) |
地下空間を利用した減圧トレーニングセンターに関する調査研究(継続テーマ ) |
|
運動選手の運動能力向上ならびに市民の健康増進などに、減圧環境の効果が注目されている。地下の特性を生かして都市部近郊立地の地下式減圧トレーニングセンターの基本計画を提案し、複合利用を研究する。 |
具体的な立地(都市部地下空間及び未利用既存地下空間)を考慮した機能および施設計画を取りまとめ、技術的課題の解決方法と工費の算定評価をおこない、ニーズにマッチさせる。 |
(2) |
チューブ型地下物流システムに関する調査研究
(新規テーマ) |
|
地下空間を3次元的に自由な線形で輸送できる、省エネ型でかつ安価で安全性の高い手段を開発し、地下物流ネットワークシステムを開発する。 |
始めに地下物流構想を作成し、チューブ型カプセル物流の適用性を検討する。さらに、本システムを適用する小地域を仮に想定し、本システムの優位性と技術・経済性・行政上の課題を抽出する。 |
(3) |
軟岩採掘跡空洞の地下空間利用に関する調査検討(新規テーマ) |
|
軟岩採掘跡の地下空間を安全性等から活用可能なものを選定し、使用パターン毎に技術的あるいは法的課題を注出、整理し、地域開発の具体的な構想を検討する。 |
空洞の使用可否判定のための調査方法を整理し、使用不可のものは安全化対策を検討する。さらに、使用可能のものは使用パターン毎に技術的問題と法的問題を整理する。 |
(4) |
地下複合型施設・ジオアミューズメントセンターに関する調査研究
(新規テーマ) |
|
社会の成熟化の時代を迎え、個人の関心が強く指向されるようになってきている。このような観点から、文化・遊び・スポーツ・イベント等のニーズに即応するものとして、地下を積極的に利用した施設を検討する。 |
地下文化施設、イベント会場などの技術的、経済的可能性を調査し、地上・地下空間の一体的活用による、環境共生都市型アミューズメントの概念構築を検討する。 |
■平成7年度大深度地下空間開発技術の研究開発実施計画■
平成7年度の大深度地下空間開発技術の研究開発実施計画は、以下のとおりです。
研究項目 |
平成7年度研究開発実施計画内容 |
1.高精度地下構造評価技術 |
地盤物性及び地盤状況評価技術並びに地下構造三次元可視化技術を統合したシステムについて、実証実験結果を用いて定量的地盤評価を行い、本システムの性能確認を実施する。 |
2.大深度地下空間構築技術
(1) |
総合施工技術 |
(2) |
軟岩用急曲掘進機の開発 |
(3) |
現場成形型FRPロックボルトの開発 |
(4) |
水没自動掘削機の開発 |
(5) |
水没自動ライニング機の開発 |
|
昨年度のミニドームの立坑掘削に引き続き、スパイラルトンネル構築、ドーム構築及び計測工事を行う。
実証実験準備工事として作業地盤の整備を行い、浜金谷(千葉)の実証実験現場に機械を搬入するとともに、発進部を構築し掘進実験の準備を行う。
総合実証実験の詳細計画を策定する。
工場内にて実証機の作動確認試験を実施する。また、総合実証実験の詳細計画を策定する。
工場内にて実証機の作動確認試験を実施する。また、総合実証実験の詳細計画を策定する。
|
3.大深度地下環境制御・防災技術 |
大深度地下空間に於ける通気、火災、退避、地下水維持及び総合安全の各対策技術の詳細検討を行うとともに、各対策技術に基づく総合防災システムの詳細検討を行う。また、極初期火災検知システム及び漏洩型光ファイバー避難誘導システムの実証実験を行う。 |
4.トータルシステム・利用技術 |
平成6年度に引き続き、高精度地下構造評価技術、大深度地下空間構築技術及び大深度地下環境制御・防災技術の各研究開発成果をとりまとめ、ミニドームを用いた実証実験計画を策定する。
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5.新型負荷平準化電源環境影響評価技術調査 |
北海道・上砂川の圧縮空気地下貯蔵施設のパイロットプラント地点にすでに掘削されている3本のボーリング孔および今年度新たに掘削する1本のボーリング孔の計4本のボーリング孔を用いて、弾性波・電磁波・比抵抗の各トモグラフィ技術についてこれまで製作した機器の機能確認試験を実施する。また、これらトモグラフィ試験結果を用いてトモグラフィ評価技術の基本プログラムの機能確認を行い、その機能の確認検討を行う。 |
|