第81号/1996.6
■研究成果発表会’96開催のお知らせ
■第181回サロン・ド・エナ開催のお知らせ
■日帰り見学会報告
■研究成果発表会’96開催のお知らせ■
来る7月9日(火)〜12日(金)の4日間にわたり下記のとおり、「エン振協研究成果発表会’96」を開催いたします。本成果発表会は、当協会における平成7年度の委員会、研究会等での研究成果を発表いたしますので、是非多数の方々にご参加いただきたくご案内申し上げます。
なお、地下開発利用センターのセッションは7月12日(金)となっております。
1.会期: |
7月9日(火)〜12日(金)の4日間 |
2.会場: |
当協会 6−CDE(6階)会議室 |
3.参加費: |
無 料 |
4.定員: |
120名(定員になり次第締め切ります。) |
5.申込み要領: |
@ |
必ず所定の申込用紙(各窓口担当者に別途配布済み)で取りまとめ、ファックス或いは郵送にてお申し込み下さい。 |
A |
申込責任者名を必ずご記入下さい。 |
B |
参加予定のセッション欄を○で囲んで下さい。 |
C |
申し込み者が定員を超える場合は締め切りますが、参加登録できなかった場合に限りご連絡いたします。連絡のない場合は参加登録できたものとお考え下さい。 |
D |
申込締切日は平成7年6月28日(金)です。 |
6.問合せ先事務局: |
中 村
TEL 03−3502−3671
FAX 03−3502−3265
|
7.エン振協研究成果発表会’96プログラム
(地下開発利用研究センターは7月12日(金)です。)
9:00 |
開場(受付開始) |
10:00 |
開会の挨拶 |
10:05〜11:05 |
D−1
「大深度地下空間開発技術の研究開発−ミニドームの設計と施工」
平成7年度大深度地下空間構築技術部会 部会長
大川 孝(大成建設梶@技術開発第二部地下空間開発室長)
平成7年度大深度地下空間構築技術部会 委員
西岡 哲(東急建設梶@技術研究所土木研究部土木施工研究室長)
|
11:05〜12:00 |
D−2
「大深度地下空間開発技術の研究開発−地下水維持対策の開発」
平成7年度大深度地下環境制御・防災技術部会
地下水維持対策技術研究会 研究員
百田 博宣(清水建設梶@技術開発センター技術開発部課長)
|
12:00〜13:00 |
昼休み |
13:00〜13:55 |
D−3
「地下多目的人工地盤の調査研究」
平成7年度分科会作業部会 部会長
井染 信夫(清水建設梶@技術本部宇宙開発室部長)
平成7年度分科会 委員
藤川 富夫(東急建設梶@技術本部土木技術部技術第二課 参事)
平成7年度分科会 委員
関口 佳司(西武建設梶@技術部土木技術課 主任)
|
13:55〜14:50 |
D−4
「都市部における多目的地下貯水システムに関する調査研究」
平成7年度分科会作業部会 リーダー
大川 孝(大成建設梶@技術開発第二部地下空間開発室長)
|
14:50〜15:05 |
休 憩 |
15:05〜16:00 |
D−5
「地下空間を利用した減圧トレーニングセンターに関する調査研究」
平成7年度委員会作業部会 部会長
石田 和夫(褐F谷組 エンジニアリング部エネルギー・環境グループ 担当副部長)
|
16:00〜16:55 |
D−6
「リアルタイム大規模流出油監視・予測システムに関する調査
−−監視システム用センサに関する研究」
平成7年度分科会 委員
北野 利彦(日本電気梶@電波応用事業部 担当課長)
中原 良文(日本電気梶@資源環境技術研究所 主任)
|
■第181回サロン・ド・エナ開催のお知らせ■
下記要領で、第181回サロン・ド・エナを開催致します。今回は地下センターの担当分として、大阪市計画局計画部都市計画課課長代理 立田 章 氏をお迎えし、地下空間の利用について大阪市の実例およびガイドプランなども紹介しながら、今後の地下空間の利用計画と将来動向についてお話し頂きますので、多数のご参加をお願い致します。
日 時: |
平成8年6月19日(水) 17:30〜20:00 |
場 所: |
当協会 6階 CDE会議室 〒105 東京都港区西新橋1−4−6(CYDビル) |
テーマ: |
「地下空間の利用計画と将来動向」
〜大阪市の都市機能向上を含めて〜 |
講 師: |
大阪市計画局計画部都市計画課 課長代理 立田 章 氏 |
講演要旨: |
都市空間の有効利用や都市機能の向上の視点から、近年その活用が注目されている地下空間“ジオフロント”について、利用の現状と動向を大阪市の実例等も交えながら紹介するとともに、今後の地下利用の方向について、その基本的な考え方や利用促進にあたっての課題等を、「大阪市の地下利用のガイドプラン」などを紹介しながら探る。 |
■日帰り見学会報告■
東京周辺の地下関連施設を見学する「日帰り見学会」を2月27日(火)と参加希望者多数のため追加として5月17日(金)の2回実施し、2回目には通産省産業施設課相澤課長の参加をいただいた。
(参加人員2月27日:25名、5月17日:20名)
今回のコースは以下の3か所とした。
@葉山浄化センター
A東京ガス叶島工場LNG地下タンク
B高速湾岸線沈埋トンネル
葉山浄化センターは、トンネル方式の「クリーンカプセル下水処理場」で、山腹にトンネルを掘削し、ここに汚水を浄化する水処理施設を収納するようになっている。この方式は、山に囲まれた狭隘な町、海に山が迫った地形の町など平坦地のない地域でも、処理場を確保でき、においも出さないという特徴がある。工事は平成10年度末の完成を目指して順調に行われており、隣接する住宅地への環境に配慮するなど工事の苦労をうかがうことができた。
東京ガス叶島工場LNG地下タンク(平成10年10月完成予定)は、LNGタンク全体を地表面以下に埋設して覆土し、景観の向上と周辺環境との調和を図っており、LNGとしては日本で始めてシーバースから工場にいたるシールドトンネル構造のパイプウエイを採用している。見学ではLNGタンク、パイプウエイ立坑などを見学し、その規模の大きさを肌で感ずることができた。
高速湾岸線沈埋トンネルは川崎市浮島の高速湾岸線の直上に建てられた多摩川換気所、およびそれと同じ建物内にある多摩川中央施設管制所、それに沈埋トンネル構造の道路部分を見学した。ここは現在工事中の東京湾横断道路と湾岸線とのインターチェンジに位置し、換気所の最上階からは工事の様子が一望のもとに見渡せた。見学では模型を使っての沈埋トンネルの構造、工事方法の説明、湾岸線の防災システムなどの説明が行われた。
今回は好評につき2度同じ見学会を実施した。参加を希望されたのに人数の関係でいずれにも参加できなかった方にはお詫び申し上げるとともに、2度にわたり見学会の実施に協力して頂いた関係各所には紙面を借りてお礼申し上げる次第です。
|