地下利用都市複合エネルギー供給システムに関する調査研究報告書
地下利用都市複合エネルギー供給システムに関する調査研究(要旨)
(平成元〜2年度)
本調査研究では、快適な都市生活を支える基本的なインフラ施設であるエネルギー供給 システムとして、地下空間を利用した自立分散・省エネルギー・省スペースの複合多目的
システムの提案を目的とした。主要エネルギーシステムとして、コジェネレーション・燃 料電池・ヒートポンプ・蓄熱・蓄電・ごみ焼却および他の都市廃熱利用システムについて
調査を行い、これらを複合システムの構成要素として、その種類と特性・使用状況・実施 例ならびに研究開発状況を調査した。また、それぞれのシステムの地下化についての展望
と課題をまとめた。さらに、現状の都市機能を支えている電力・都市ガス・下水処理・ご み焼却・地域冷暖房の諸施設の将来へ向かってのあるべき姿として、都市の未利用エネル
ギーの有効利用を柱とした大深度地下空間利用による大都市複合エネルギーネットワーク の構築について提案を行った。
分科会長:平田 賢(東京大学教授)ほか19名
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