深部地盤直接蓄熱システムに関する調査研究報告書
深部地盤直接蓄熱システムに関する調査研究(要旨)
(平成9年度〜)
二酸化炭素による地球の温暖化や冷房排熱等による都市規模のヒートアイランドに関す る問題が顕在化している。この温暖化対策や二酸化炭素排出削減の必要性より、抜本的な
抑制対策の開発が急務となっている。そこで、都市部の大型ビルの下部にある軟弱地盤を 対象に垂直ボアホールを掘削し、夏に蓄熱、冬に熱回収するシステムを構築する。本シス
テムは、夏季の太陽エネルギーや冷房排熱といった未利用エネルギーを効果的に恒温性の 土壌に蓄え、冬季に必要な温熱源として利用するものである。本調査研究では、主に低コ
スト型ボアホール建設法、蓄熱利用システムの開発を行う。
分科会長:落藤 澄(北海道大学教授)ほか17名
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