■調査研究報告書


◇1998-P1

線状施設回避型の地下水保全・浄化システムに関する調査研究報告書


線状施設回避型の地下水保全・浄化システムに関する調査研究(要旨)
(平成10年度〜)

地下鉄や地下河川など、線的に拡がる地下構造物を建設する場合、設置深度や配置方向によっては地下水の流れに悪影響を及ぼすことがある。そのような背景から本研究は、広域的な地下水環境を保全する方策や、より積極的な浄化、植生の再生等を考慮した対策について提案することを目的としている。今年度は、現状を把握するために、まず具体的な線状構造物の事例調査を行った。さらに、線状構造物を横断する地下水通水経路の構築方法、地下水取水・涵養方法といったシステム要素項目、および維持管理上の問題となる目詰まり対策について、技術の現状を整理した。また、環境共生の観点から、水質浄化方法、周辺植生の再生・創出技術についても調査した。これらの調査結果から、技術的問題点を抽出しており、次年度はそれらの解決方法検討、システムの提案に進む予定である。
分科会長:西垣 誠(岡山大学教授)ほか21名



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