新燃料(超重質油)の地下貯蔵システムの可能性に関する調査研究報告書
新燃料(超重質油)の地下貯蔵システムの可能性に関する調査研究(要旨)
(平成9年度〜平成10年度)
本調査研究委員会では、平成9年度より2年間に亘って調査研究を行い、初年度は、まず火力燃料の現況や将来動向等の把握、貯蔵方式の基本的な概念検討とそれに引き続く技術的な成立可能性について検討を行った。平成10年度は最終年度として、我が国の海岸埋め立て地における代表的なモデル地盤を想定し、この貯蔵方式の基本的構造や施工方法、貯蔵にあたっての安全管理等についての具体的なケーススタディを行った。さらには、これらの結果を受けて、従来型の地上式地貯蔵を基準とした建設コストとの比較を行い、経済的な成立可能性についても検討を行った。その結果、この新しい地下貯蔵方式が、技術的・経済的に成立する可能性のあることが確認できた。
委員会会長:國生 剛治(中央大学教授)ほか16名 |