都市部における効率的な地下駐車場システムに関する調査研究報告書
都市部における効率的地下駐車場システムに関する調査研究(要旨)
(平成2〜3年度)
官民の駐車場整備への取組や整備例を広く調査するとともに、駐車場利用者、供給者の 立場に立った地下駐車場利用の問題点を検討し、効率的な地下駐車場のあり方を提案した。
駐車場整備の打開策として、道路下、駅前広場、公園下といった都市の未利用地下空間の 活用が大規模・高集積な利用の有効性が高いことを示した。また、駐車台数を増やすこと
によるスケールメリット、長さを持った駐車場より正方形的な方が経済的であること、地 下1層よりは2層以上の多層にする方が経済的であることなどを明らかにした。
さらに、地下駐車場の試設計を行い、効率化を高めるためには、地上とのアクセスや充分 な車路幅を確保するためのレイアウトの検討が重要であることを示した。
分科会長:太田 勝敏(東京大学助教授)ほか17名
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