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2025.11.28尾身茂氏との雑談
老若男女問わず誰でも印象に残っている人物の一人として掲げられるのが尾身茂氏(新型コロナウイルス感染症対策分科会長)ではないでしょうか。
その尾身茂氏に、今秋、当協会にてご講演を行っていただきました。
「いかに死亡者を少なくするか」という大命題を背負った尾身氏の講演はその言葉に重みを感じるものでした。
講演後、著名人であるのにも関わらず、タクシーは利用せず、地下鉄にてお帰りになられるとの事。
尾身氏を招聘したこともあり、最寄りの地下鉄駅まで見送りすることになり、一緒に歩き始めます。
歩き始めて5分後ぐらいでしょうか、尾身氏の声のトーンが高まり、急に笑顔になられる瞬間が訪れました。
それは尾身氏から「あなたは協会職員なの?」と質問から...。
「私は出向者で、旧日本鋼管の社員でした」と話した事がきっかけでした。
実は、尾身氏の父親が日本鋼管の社員であった事を知っていたため、回答にあえて「日本鋼管」というキーワードを用いたのです。
尾身氏から、「えっ、そうなの日本鋼管なのか。俺の親父は日本鋼管の職工だったんだよ」との事。
それから「父親の思い出」「幼少の頃の話」が止まらず、周りが振り向くほどの大きな声で話し続けられます。
改札口につながる階段前で、私が
「日本鋼管は川崎製鉄と合併して、今はありませんが...。」と言ったら、「知っていますよ。日本を引っ張って......」と。
最後の言葉は聞き取れなかったのですが、たぶん私の出向元会社をほめて下さったような気がします。
大きなリュックに小さなぬいぐるみをつけたその方は、そして背を向けてお帰りに...。
声には出しませんでしたが、「いつまでもお元気でいてください」と本当に思いました。
担当K



