1983-DP1 新しい石油貯蔵システムの実証試験に関する委託業務報告書

カテゴリー:調査研究全般(TDD) 更新日:1983.07.16

隔膜の性能評価については、モデル実験による気泡撹拌性能、給排時の隔膜の反転挙動および耐震性能に関して検討し、実証プラントの設計については、既設100kl潤滑油タンクの改造工事計画および運転研究計画の検討とともに、次年度の準備として隔膜の試作および配管工事の施工を実施した。
そこで材料試験の結果、実証プラントの対象はディーゼルエンジン/2サイクルエンジン油の組合せが第1候補になった。潤滑油を汚染せずかつ潤滑油の十分耐える隔膜材料(ゴム、ゴム引布)を検討した結果、実証プラント用の隔膜は、厚さ3㎜のニトリルゴム引布で約20年の寿命が期待できるとの結論を得た。モデル実験を1/8のスケールで実施した。なお、プラントの安全性については、通常のタンクと比較し何ら遜色ないことが明確になった。
<委員長:山口柏樹 名古屋大学  委員:9名  事務局:1名>

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