1984-プ2 大都市圏の公共空地利用と都市形成に関する調査研究報告書

カテゴリー:調査研究全般(TDD) 更新日:1984.07.16

大都市圏の衛星都市は昭和30年代以降急激に市街化が進展し、都市基盤整備が追いつかぬまま、現在に至っているところが数多く存在する。人口増加が鈍化したそれらの都市は成熟期を迎えつつあり、数多くの都市問題解決への対応を迫られている。昭和58年度のエン振協第4部会では、自主研究テーマに上記のような首都圏衛星都市の事例として調布市を取り上げ、新しいまちづくりの提言案策定を行った。その内容は、交通・産業・情報などを複合的に機能させた未来都市の構想(リニアシティ)の提案、調布駅前を整備し、市の活性化を図るための提案、旧関東村・調布基地跡地利用の提案であった。そして、昭和59年度より分化会を編成し調査研究活動を行っている。
本年度は、昭和58年度自主研究、昭和59年度分化会による調査研究成果を、より実現性のある具体的提言案に策定しようとするため、調布市を対象とした開発構想策定を中心とした調査研究活動を実施した。具体的には、東京圏における調布市の将来都市像および果たすべき調布市の役割・機能分担を明確にしつつ、広域的観点から旧調布基地跡地の利用構想と調布駅を中心とする中枢地区の開発構想を策定しようとするものである。
<分科会長:渡部与四郎(法政大学) 副分科会長:1名
委員:10名、オブザーバー:2名、事務局:1名、
ワーキンググループ:8名>

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