一般財団法人エンジニアリング協会

「ゴルゴ１３の中堅・中小企業海外安全対策マニュアル」—実は、漫画だけではない、様々な安全対策のヒントが盛り込まれていることをご存じですか？

■ゴルゴ・マニュアル―解説編・チェックリストも忘れずに―
■ゴルゴ１３からの伝言
■邦人テロ対策室からのお知らせ

ゴルゴ・マニュアル―解説編・チェックリストも忘れずに―

　2017年に初版が出てから早５年が経つ「ゴルゴ１３の中堅・中小企業海外安全対策マニュアル」—通称「ゴルゴ・マニュアル」。おかげさまで、2021年には感染症とテロの複合的なリスクを踏まえた増補版が出版され、初版から累計２０万部以上を頒布し、皆様に愛読いただいております。
　そんなゴルゴ・マニュアルには、『解説編』があることをご存じですか？漫画版ではどうしても詳細に紹介しきれない安全対策のツボを、漫画の各エピソード直後の解説編で掘り下げてご紹介しています。

　例えば、もし海外の出張先で大使館からテロの注意喚起があり、ホテルの部屋で待機することになった場合、身を守るためにはどのような工夫をすればよいでしょうか（回答は下記） 。

©さいとう・たかを

外務省作成『ゴルゴ１３の海外安全対策マニュアル』第6話「安全対策はホテルの中でも」より

　実は、部屋のカーテンを閉めておくことが安全対策の一環として有効です。カーテンを閉めておくことで、ホテル外で何らかの事件・事故、テロ等が発生した際に、ガラスの飛散防止に役立ちます（ゴルゴ・マニュアル第6話解説編）。
　実際に、ある邦人テロ対策室員は、在外赴任中に自宅付近で爆発事故が起きた際にカーテンを閉めていたことで、自身の身を守ることができました。

　　（写真：邦人テロ対策室員提供）

　このような安全対策のヒントに加え、ゴルゴ・マニュアルには、安全対策のポイントをまとめた『チェックリスト』もご用意しています。例えば、襲撃された場合に最初の３０分に行わなければならない初動体制のポイントはこのようなものです。（ゴルゴ・マニュアルp.188）

　 　今週から、皆さんに社内でご活用いただきやすいように、ゴルゴ・マニュアルに掲載されているチェックリストのワード・データを本メールマガジンに添付いたします。是非、社内の安全対策研修や緊急事態マニュアルの作成・更新にご活用ください。ただし、ワード・データは皆様限り、社外には出さないようお願いします！
　また、現時点で緊急事態マニュアルの整備を行われていない企業の皆様は、ぜひこの機会にマニュアルの整備をご検討いただければ幸いです。

ゴルゴ１３からの伝言

©　さいとう・たかを
外務省作成『ゴルゴ１３の海外安全対策マニュアル』第8話「オフィスの安全対策の死角」より

ではどうやってオフィスを守ればいいのか・・・詳細はこちらepisode8.pdf (mofa.go.jp)

邦人テロ対策室からのお知らせ

　官民合同テロ・誘拐対策実地訓練（国外版、２月１日～３日、６日～８日開催）の御案内
　
2月１日から3日まで及び同6日から8日まで、官民合同テロ・誘拐対策実地訓練（国外版）をタイのバンコクで２回実施します。

危機管理の専門家が、海外での様々な脅威とその予防策や対処法について、３日間の講演と訓練を通じて、海外赴任者・出張者向けの本格的なトレーニングを行います。
外務省からも、緊急事態に対応する職員が参加します。

海外進出企業の皆様のご参加をお待ちしています！https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/terro_kunren.html

 ※写真はイメージです。

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　外務省領事局邦人テロ対策室
　ryoutai@mofa.go.jp　Copyright(C): Ministry of Foreign Affairs of Japan
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