外務省邦人テロ対策室からのお知らせ-海外安全対策便り(第8号)-

カテゴリー:安全対策支援室 更新日:2023.02.22

今回は、2月初旬に開催した「官民合同テロ・誘拐対策実地訓練(国外版)」の様子をお伝えします。

■日本を飛び出てータイでの官民合同テロ・誘拐実地訓練
■ゴルゴ13からの伝言
■今週のチェックリスト

日本を飛び出てータイでの官民合同テロ・誘拐実地訓練

2月1日~3日及び6日~8日に、「官民合同テロ・誘拐対策実地訓練(国外版)」を開催しました。今年度、簡易版の訓練は東京・外務省で実施してきましたが、国外版訓練の開催地は、タイ・バンコクでした。新型コロナウイルス等の影響で、2019年度以降開催を見送っておりましたが、今回、約3年ぶりに開催することができました。

この訓練では、講義と実技を交えながら、テロリストによる襲撃や刃物による攻撃、誘拐や尋問といった様々なシチュエーションを想定して、それらに巻き込まれた際の対処法を頭と身体を使って学びました。また、万が一被害に遭ってしまった際の身近なものを活用した応急処置等海外で活躍する方々にとってお役に立つ、実践的な内容が盛り込まれた質の高い訓練となりました。

この訓練に、邦人テロ対策室員も参加してきましたので、そのリアルな声をご紹介します。
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今回、タイでのテロ・誘拐対策実地訓練に参加させていただきました。3日間のプログラムでしたが、学ぶことの多さに、あっという間の3日間でした。 特に、講義中のサプライズでのテロリスト役の襲撃は、予期せぬタイミングでの出来事であり、全く思い通りに反応することができませんでした。頭では理解していても、とっさの時に実践するのは難しいことを、体験型訓練を通じて痛感させられました。 振返りでは、講師の方から「焦ったときこそ深呼吸」とアドバイスをいただきました。これらの繰り返しが万が一の有事に役立つのだと思います。
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国際的な人の往来の再開に伴い、邦人が海外でこうした被害に遭う可能性も高まります。この訓練をきっかけに、海外で奮闘する日本企業・団体関係者の皆さんが、より一層、安心して海外でご活躍できるよう、邦人テロ対策室一同全力でサポートしていきます!

参加してみたい!と思われた方、まだ間に合います。当室では、今年度最後の訓練として3月27日(月)に外務省内での簡易版訓練の実施を予定しております。また、来年度も簡易版訓練、国外版訓練を実施予定です。有事の際の対応を、体で覚えることができる絶好のチャンスですので、今回ご参加いただけなかった方もぜひ3月27日の訓練にご参加ください!

★簡易版訓練の詳細・申込はこちら:https://www.anzen.mofa.go.jp/c_info/terro_kunren.html

ゴルゴ13からの伝言

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有事の際に自分の身を守る合い言葉は・・・詳細はこちら
https://www.anzen.mofa.go.jp/anzen_info/pdf/episode12.pdf(漫画版)
https://www.youtube.com/watch?v=ErngiMpVY50(動画版)

今週のチェックリスト

今週のチェックリストは、「銃撃された場合の初動体制―最初の30分が勝負―」(外務省作成『ゴルゴ13の海外安全対策マニュアル』p.188)です。残念ながら、在留邦人の多い欧米を含む世界各国で銃撃事件が起きています。テロに巻き込まれた時は初動が肝心です。そんな「万が一」に備えるヒントがこのチェックリストに・・・

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 外務省領事局邦人テロ対策室
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