第212回ビジネス講演会(2018年2月20日)

大規模危険物施設の事故状況からみた日本企業の安全対策の課題
講師:小林 恭一 様 (危険物保安技術協会 顧問 東京理科大学総合研究院教授 博士(工学))

開催日時 平成30年2月20日(火) 10:30 ~ 12:00
開催場所 エンジニアリング協会 会議室
〒105-0001
港区虎ノ門3-18-19(虎ノ門マリンビル10階)
TEL:03-5405-7201 FAX:03-5405-8201
参加費用 一般価格:5,000円  会員価格:無料
定員 100名
募集期間 平成30年1月23日(火) ~ 平成30年2月19日(月)
お問い合わせ先 一般財団法人エンジニアリング協会 企画渉外部
TEL:03-5405-7201 FAX:03-5405-8201
担当:小倉、齋藤

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プログラム

講演

(平成30年2月20日(火) 10:30 ~ 12:00)

大規模危険物施設の事故状況からみた日本企業の安全対策の課題

小林 恭一(危険物保安技術協会 顧問 東京理科大学総合研究院教授 博士(工学))

 危険物施設の事故件数(震災によるものを除く)は、昭和50年代から60年代にかけて着実に減少していたが、平成6年を境に増加傾向に転じ、10年間で倍以上に急増した後、高値安定の形で現在に至っています。
 石油コンビナート地区の事故件数、高圧ガス施設の事故件数など類似の指標を見ても、ほとんど同様の傾向を示しており、これらの施設においては、この期間に事故防止体制に大きな相転移変化が起こったことがうかがえます。
 この急増の時期は、バブルが崩壊して日本経済が長期停滞期に入った時期から少し遅れて始まっており、この種の施設における防災投資の減少、大規模なリストラ、作業の外注の増加、雇用関係の急激な変化などが関係しているものと考えられます。
 本講演では、このような事故状況の変化の理由、対策とその効果、今後の課題等についてお話しいただきます。

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