一般財団法人エンジニアリング協会

「イラク・レバントのイスラム国」（ISIL）が標榜した「カリフ国家」は 2017年末までに事実上崩壊したにもかかわらず、本年4 月には、スリランカでISILを支持する地元勢力による連続爆弾テロが発生するなど、依然としてその脅威は世界各地への波及が続いています。
　スリランカ以外の東南アジアにおいてもISILを支持する地元勢力がテロを続発させており、脅威が継続しています。近年、海外で邦人がテロの被害に遭う事案は、ほぼ毎年発生しており、その多くは、レストランやホテルなどソフトターゲットを標的としたテロの巻き添えとして発生しています。
　我が国権益や邦人を狙ったテロのみならず、巻き添え被害の発生についても警戒が必要であり、テロの被害に遭うリスクを少しでも低減させるためにも現状を理解しておくことが重要あることから、ISILの現状及び東南アジア等各地域のテロ情勢についてご講演いただきます。