「《第305回 サロンドエナ》」開催のご案内

日時 平成20年3月12日(水)  17:30~20:00
※今回は第二水曜日に開催いたします。
場所 当協会 6階 CDE会議室
会費 3,000円(非会員 5,000円)(当日受付にて申し受けます。)
プログラム ● 講 演(17:30~19:00)
  [テ ー マ] 天然ガスの新たな輸送・貯蔵手段の実現に向けて
― 天然ガスハイドレート(NGH)による事業化を目指す ―
  [講  師] 高沖 達也 殿
NGHジャパン株式会社 社長
  [講演趣旨]

クリーンエネルギーとして世界中で需要が急増している天然ガスの新しい輸送・貯蔵方式として、天然ガスハイドレート(NGH:Natural Gas Hydrate)が注目されている。NGHでの天然ガス輸送は、LNGよりもプラントや輸送などの初期投資を低く押さえられるとの見通しから、経済的に難しいと言われた東南アジアなどの中小ガス田の開発を促進するとの期待がある。また、陸上輸送においても、これまで天然ガスを利用できなかったパイプライン網から離れた地域へのガスの供給を可能することができることなどが期待されている。
NGHは、天然ガスが水分子の中に取り込まれたシャーベット状の固体物質で、経済性のほか、安全性が高く、環境にも優しいという特徴を備えている。先年発表された、「新・国家エネルギー戦略」にも、海外エネルギー資源獲得能力を強化するための技術開発の重要性が謳われている。こういった観点からも、日本が世界に先駆け技術開発に取り組んでいるNGHを天然ガス輸送に利用する本技術は、海外エネルギー資源獲得能力の強化に対して、大きく貢献できるものと考えられている。
事業化については、昨年4月、事業化促進を目指して「NGHジャパン(株)」が設立されており、現在、JOGMECの支援の下、国内企業8社と協力して、海上輸送の事業化調査が行なわれている。
本講演では、NGHの事業化移行を目指す技術開発の現状、輸送時の安全基準整備などとともに、今後の展望について語って頂く。

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