「《第289回 サロンドエナ》」開催のご案内

日時 平成18年7月26日(水)  17:30~20:00
<<<都合により開催日が第4水曜7月26日になっております!>>>
場所 当協会 6階 CDE会議室
プログラム ● 講 演(17:30~19:00)
  [テ ー マ] 日本橋・景観復元なるか?
-首都高の地下化の実現性を探る-
  [講  師] 中村 英夫 殿 (現在)武蔵工業大学 学長
日本橋 川に空を取り戻す会(日本橋みち会議)委員
東京大学名誉教授、元土木学会会長、各種委員歴任
  [講演趣旨]  日本橋が、今、俄然注目を浴びています。日本橋エリアは、日本橋を中心に三越・高島屋の老舗百貨店、東に人形町・水天宮、北に神田地区を持つ、江戸の風情や”粋“のルーツと言って良いでしょう。近い将来、浅草と並ぶような、国際的観光スポットに変身し得る「大江戸ゾーン」の一角として実力を秘めています。近年は、三越日本橋本店の大リニューアル、COREDO日本橋のオープン(2004年3月)など民間主導での「東京の商業の核」復権の動きが活発化しています。
従来、世界からランドスケープの弊害として大きな批判を浴びてきた日本橋の景観問題は、日本が、「環境大国」「観光大国」を目指す上で大きな障害となっていることは、衆目の一致するところです。小泉首相は、この景観復元問題に言及し、私的有識者懇談会を発足させたと1月6日にマスコミで報道されました。由緒ある日本橋を青天のもとに戻すことは、日本人の持つ、「心の原点」を揺るがす画期的な事業でもあります。
日本橋上の首都高速道路を地下化する場合の工事費は、数千億円に上ると試算され、予算の捻出方法についても多くの議論がなされています。東京オリンピックに間に合わせるように建設された首都高は、40年以上経過し、老朽化が問題になっています。首都高は、1日13万台の車が通る大動脈ですので、老朽化対策と同時に、地下化することも議論されています。
果たして、その日本橋景観復元の実現性は、本当にあるのか?
日本橋の景観に関する各種の委員会で議論されている内容、および海外の先進事例に触れながら、今後の展望も交えて貴重なお話をしていただきます。

お問い合わせはこちら

PAGETOP