「《第315回 サロンドエナ》」開催のご案内

日時 平成21年3月18日(水)  16:30~19:00
注:開催時間が1月から1時間前倒しになりましたのでご留意願います
場所 当協会 6階 CDE会議室
会費 3,000円(非会員 5,000円)(当日受付にて申し受けます。)
プログラム ● 講 演(16:30~18:00)
  [テ ー マ] CDMプロジェクトの事例紹介
中国巨化フロンCDMプロジェクトの概要
  [講  師] 澤田 健太 殿
日揮株式会社 
第2プロジェクト本部
環境・新プロジェクト事業部
担当課長
  [講演趣旨]

我が国は、地球温暖化ガスの合計排出量を2008年から2012年までに1990年比6%以上の削減目標を掲げておりますが、2007年度の排出量は逆に8.7%増加しており、目標達成には自国内努力では困難な状況にあります。 
一方、京都議定書には、国内での削減だけでは困難であることを考慮し、市場原理を取り入れ、国外での活動、削減量の国家間取引などの手法で温暖化ガスの排出量を削減する、柔軟性措置と呼ばれるメカニズムが規定されています。このメカニズムの中で、CDM(Clean Development Mechanism)は、先進国が開発途上国に技術・資金等の支援を行って地球温暖化ガスを削減し、その削減した排出量を先進国での排出量として充当することができる制度であり、この市場原理を巧みに利用した制度は、現在、排出量が世界一となった中国を始めとして大きなビジネス市場になりつつあります。 
しかしながら、国連での審査過程も厳しい上、開発途上国への技術・資金等の支援にはリスクも存在し、容易に取り組めるビジネスでないのも事実です。 
本講演では、京都議定書発効以前よりCDM開発を行い、日本と中国間で初めての大型CDMプロジェクトを実現させたエピソードと、CDM開発におけるエンジニアリング手法の優位性とその秘訣等についてご講演いただく。
尚、本件の中国巨化フロンCDMプロジェクトは2007年度エンジニアリング功労者賞を受賞しております。

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