第6回SP-A5 仮想プロジェクトで学ぶマネジメント実践力
※オンライン形式によるセミナー

セミナーのねらい

プロジェクトの規模は国家関与の巨大案件から中小規模案件まで様々ですが、一概に「大型案件は難しい、中小案件はそれほどでもない」とは言えません。要求される役務範囲は案件規模の大小に関らず同様であるため、むしろ中小案件ならではの遂行の困難さも存在します。
本セミナーは受注額の目安として約50億円、中小規模の海外プロジェクト遂行に必要とされるマネジメント力の習得を目的とします。本セミナーでは 受注から工事完了まで、プロジェクトの全体感とそれぞれのフェーズの繋がりを実践的に学んでいただきます。
本セミナーでは一つだけの最適解を引き出すことを求めません。課題に対して各自が考え、その後グループ内やグループ間での議論をすること自体が最も重要な学びであると位置づけ、さまざまな考え方や戦略を比較しつつ各自の選択肢に加えていただきます。今後、受講者が実際のプロジェクトにアサインされた際に直面する課題解決に対する戦略、すなわちアイデアの引き出しを増やすことを目指します。

セミナーの特徴および運営

本セミナーは「インドネシアにおける受注額約50億円のバイオマス発電所建設プロジェクト」という仮想プロジェクトを題材とします。具体的には、日本で小規模タービンの製造、販売、輸出を生業としている企業が、海外パートナーとコンソーシアムを組成し、海外EPCプロジェクトにチャレンジするというストーリーを設定しました。2日間のカリキュラムを通じて様々なケーススタディを実施し、特にグループワークに主眼をおいた内容としています。

本セミナーでは下記4つの実習を実施します。
(1)プロジェクト遂行基本計画の策定
(2)プロジェクトスケジュールの確認・検討
(3)実行予算の策定
(4)フィールド・アドミニストレーション業務の確認・検討

それぞれの実習は、仮想プロジェクトの前提条件の中で与えられた課題に対して、グループで討論し結論の取りまとめ作業を行い、プロジェクトマネジャーとして、社内のマネジメント層や客先、あるいは受注パートナーへの報告、説明、説得をするという状況を設定して、グループ毎に発表していただきます。
題材となる仮想バイオマス発電所建設プロジェクトに関する資料は事前送付します。 一連の資料は、営業/プロポーザル部門から「受注条件として引き継がれた社内資料」との位置付けです。本セミナーは、受講者が配布資料の概要を把握しているという前提で進めていきます。
なお、今回はオンライン会議システム(Zoom)を使っての双方向オンライン形式で行います。本セミナーの柱であるグループワークについては、Zoomのブレイクアウトルーム機能を使って行う予定です。

参加対象特にこの様な方々に参加をお勧めします

*プロジェクトマネジャーをめざす若手・中堅社員
*プロジェクト関係部門の若手・中堅社員
*国内プロジェクトは経験しており、今後海外プロジェクトにアサインされそうな方

【講師】

小泉 一夫(月島環境エンジニアリング株式会社 プロジェクト本部 副本部長)

(経 歴)
1997年 月島機械株式会社入社。国内のEPCプロジェクト及び産業用機器の輸出プロジェクトに従事、経営企画部門を経て2021年4月より現職。

【テクニカルアドバイザー】

森 修一(JFEプロジェクトワン株式会社 建設部 主管)

(経 歴)
1983年 三井造船株式会社(現 株式会社三井E&Sホールディングス)入社。
国内外のプラント及びインフラ プロジェクトに従事。一級建築士、PMP。

山木 正彦(東芝エネルギーシステムズ株式会社 パワーシステム事業部 パワーシステム・プロジェクト部 プロジェクト推進第一担当 シニアエキスパート)

(経 歴)
1983年東京芝浦電気株式会社(現 株式会社 東芝)入社、火力情報システム部CAE推進担当グループ長等を経て現在 火力発電プロジェクトの総合工程管理業務に従事。

【実施要領】
開催日時 2022年7月21日(木) ~ 7月22日(金)
開催方法 オンライン会議システム(Zoom)を使用する双方向オンライン形式
※今回のセミナーはZoomを使用したオンライン形式のため、貴社の受講環境をご確認の上、お申込ください。
受講上の留意点
定員 24名(先着順に受付け、定員になり次第締切ります。)
受講料(消費税込) 一般価格:65,000円(消費税込)  会員価格:43,000円 (消費税込)

申込受付後請求書を郵送しますので、原則セミナー開催前にお振込みください。
お振り込みいただいた受講料はご返金できませんので、申し込まれた方が出席できなくなった場合は代理の方がご出席ください。
申込期間 2022年5月23日(月)~7月8日(金)
お問い合わせ先 一般財団法人エンジニアリング協会 産学人材開発部
TEL:03-6441-2910 FAX:03-6441-2942
担当:林、田中、塩田

開催案内:SP-A5 PAMPHLET2022

お問い合わせはこちら

プログラム

第1日目

(9:15~)9:30 受講者各自のPC から、ENAA 指定のURL に接続
9:30~10:00
(30分)
【開講】
・オリエンテーション
10:00~10:40
(40分)
【実習に向けての準備】
・仮想プロジェクトの概要説明
・グループ内での自己紹介
10:40~13:00
(140分※)
※途中休憩10分を含む
【実習①】プロジェクト遂行基本計画
・プロジェクト遂行基本計画書作成の目的と意義
・想定される問題点の抽出とその対応策(グループワーク)
13:00~14:00 (60分) 昼休み
14:00~15:00
(60分)
【実習①】プロジェクト遂行基本計画
・グループ発表とグループ間ディスカッション
15:00~16:40
(100分※)
※途中休憩10分を含む
【実習②】フィールドアドミニストレーション
・課題の提示、補足説明
・海外フィールドアドミニストレーション重要業務の抽出
(グループワーク)
16:40~17:30
(60分)

【実習②】フィールドアドミニストレーション
・グループ発表とグループ間ディスカッション

※1日目、2日目とも、カリキュラムの進行状況を踏まえ、昼休み以外に5~10分程度の休憩時間をとる予定。

第2日目

(9:15~)9:30 受講者各自のPC から、ENAA 指定のURL に接続
9:30~11:50
(140分※)
※途中休憩10分を含む

【実習③】実行予算
・課題の提示、補足説明
・実行予算の策定(グループワーク)

11:50~12:50
(60分)
【実習③】実行予算
・グループ発表とグループ間ディスカッション
12:50~13:50 (60分) 昼休み
13:50~16:20
(150分※)
※途中休憩10分を含む
【実習④】プロジェクトスケジュール
・課題の提示、補足説明
・スケジュールに及ぼす影響と対応策(グループワーク)
16:20~17:20
(60分)
【実習④】プロジェクトスケジュール
・グループ発表とグループ間ディスカッション
17:20~17:30
(10分)
【まとめ】
全体総括、質疑応答

§ 使用する教材
◆ENAAバイオマス発電プロジェクト(EBP-PJ)概要書、
◆ビジネス相関図
◆コンソーシアム組織図
◆プロジェクト所掌分担表
◆EBP-Master schedule
◆EBP Project schedule、工程説明資料、
◆General plot plan(General plot、Main area layout、Side view)
◆Process flow diagram、Equipment list
◆主要BQリスト
◆概略コストブレーク表
◆各種費用積算資料
◆フィールドアドミストレーション業務一覧 他

PMP®資格保持者が必要とする継続教育の認定単位「PDU」の対象セミナーです。
コース修了後、PDU申請に必要となるPDU証明書、PMP®受験用の受講証明書を発行いたします。
SP-A5コースでは13PDUs(Techinical:9,Leadership:2,strategic:2)取得できます。
PMI® Authorized Training Partner (ATP)シールは、Project Management Instituteの登録商標です。
"PMI"、"PMP"は、米国Project Management Institute, Inc. (PMI)の登録商標です。

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