ビジネス講演会
第431回ビジネス講演会(2023年9月1日)(Zoomライブ配信)
テーマ:南極・北極から考える気候変動
講 師:山内 恭 様(国立極地研究所 名誉教授 / 公益財団法人日本極地研究振興会 理事)
開催日時 | 2023年9月1日(金) 10:30 ~ 12:00 |
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開催場所 | Zoomにてライブ配信いたします。 |
参加費用 | 無料(会員限定) |
募集期間 | 2023年7月28日(金) ~ 2023年8月31日(木) 12:00迄 | お申込 | お申込は締め切りました。 |
資料 | 講演資料は会員限定ページ内の「各種講演会資料」に掲載しております。 |
お問い合わせ先 | 一般財団法人エンジニアリング協会 企画渉外部 TEL:03-6441-2910 FAX:03-6441-2942 担当:伊藤、別府 |
プログラム
講演
(2023年9月1日(金) 10:30 ~ 12:00)
講師
理学博士。専門は極域大気科学、気候科学。
南極地域観測隊に過去4回参加し、38次隊では観測隊長・越冬隊長を務め、52次隊では観測隊長・夏隊長を務める。また、2011年~2016年に実施された文部科学省「グリーン・ネットワーク・オブ・エクセレンス(GRENE)」ではプロジェクトマネージャーとして活躍。
南極・北極から考える気候変動
今、世界中の地球温暖化が大きな問題になっています。人間活動により排出された、二酸化炭素の大気中濃度が著しく増大したことが原因で、なんとか解決するためのカーボンフリーへの努力が国連を始め各国でも続けられていますが、なかなか困難が多いものです。
さて、日本から遠く離れた辺境の地、南極や北極では、さらなる温暖化が進行しており、特に北極域での海氷の減少やグリーンランド氷床の融解が顕著で、その影響は世界中に広がります。ところが、南極や北極の氷を掘削した「氷床コア」資料を分析すると、過去には10万年スケールでの寒い氷期と暖かい間氷期が繰り返されていたことが分かってきました。どういうことなのか、極地観測の成果を基に考えていきましょう。
山内 恭(国立極地研究所 名誉教授 / 公益財団法人日本極地研究振興会 理事)