地下開発利用研究センター計測技術研究会
計測技術シンポジウム ~新時代をリードする技術とその可能性~ (Zoomライブ配信)

本シンポジウムは計測技術研究会が企画し、国内における第一線の有識者の方々をお招きして最新の計測技術に関連した話題を講演いただきます。

基調講演:「地盤工学におけるAIの新時代と生成AIの探求」
講  師:関西大学環境都市工学部 准教授 北岡 貴文 様

講  演:「物理探査の宇宙開発への利用」
講  師:東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻 教授 辻 健 様

講  演:「光ファイバーセンシングと地熱構造探査への応用例」
講  師:エンジニアリング協会 笠原 順三

開催日時 2023年11月6日(月) 13:30~17:00
開催場所 エンジニアリング協会 およびZoom Meeting によるハイブリッド開催
参加費用 無料
募集期間 2023年10月4日(水)~10月26日(木)
お申込み お申込は締め切りました。
資料 1_地盤工学におけるAIの新時代と生成AIの探究
2_物理探査の宇宙開発への利用
3_光ファイバーセンシングと地熱構造探査への応用
お問い合わせ先 一般財団法人エンジニアリング協会 地下開発利用研究センター
TEL:03-6441-2923   FAX:03-6442-2942
担当:下山

お問い合わせはこちら

プログラム

開会・趣旨説明(13:30~13:40)

 

【基調講演】 地盤工学におけるAIの新時代と生成AIの探求(13:40~14:30)

北岡 貴文(関西大学環境都市工学部 准教授)

地盤工学分野は、その独特の複雑さと直面する課題から、常に科学技術の新しい動向に注目してきました。最近では、この分野における最も注目されるキーワードが、人工知能(AI)の導入とその活用となっています。地盤工学とAIの関係は日々深化しており、特に生成AI、もしくは第4次AIの技術が中心的な役割を担う見込みです。この講演では、地盤工学とAIの現状とその関係性を浮き彫りにし、AIの導入への着眼点を詳細に説明します。その上で、生成AIの核心に触れ、具体的な事例を用いて活用法を提案します。この技術の進歩を共に体感し、地盤工学分野が新たな段階へと進む可能性を探るとともに、皆様と一緒に考えていきたいと思います。

 

【講演】 物理探査の宇宙開発への利用 (14:30~15:20)

辻 健(東京大学大学院工学系研究科システム創成学専攻 教授)

分散型音響センシング(DAS)などの近年のセンシング技術や、ポータブル型震源装置(PASS)などの新規探査ツールの開発により、様々な対象の探査や、その動的挙動をモニタリングすることが可能となってきている。さらに機械学習などのデータ解析ツールを利用することにより、DASなどのビッグデータを解析することも容易になってきた。当研究室では、PASSやDASを独自に開発することで、それらを様々な対象の探査に最適化することを試みている。また機械学習を導入することにより、探査データの解析を自動化させる手法を開発している。本発表では、このような新しい探査装置や解析手法を、宇宙探査をはじめとする新規の探査フィールドに適用した結果を紹介する。

 

休憩 (15:20~15:40)

 

【講演】 光ファイバーセンシングと地熱構造探査への応用例 (15:40~16:30)

笠原 順三(一般財団法人エンジニアリング協会)

通信にも用いられている光ファイバーを用いると温度や歪や振動を測定することが可能になった。これは光ファイバーに入力したレーザー光がこれらの変化により散乱され入射点も戻ってくる。温度計測は700 ℃程度まで、数センチ間隔で0.1 ℃の精度で計測可能である。地震波は数m間隔で地震計とほぼ同じ程度の間隔で測定可能である。測定温度は<300 ℃が実用的である。測定可能な距離は100 kmを超える距離まで測定可能である。通信用光ファイバーを温度、振動計測に利用することも可能である。
本計測術シンポジウムではこれらの分布型温度計(DTS)と分布型音響センサ(DAS)を用いた地熱探査への応用例を紹介する。

 

総合討論 (16:30~17:00)

お問い合わせはこちら

PAGETOP