国内契約モデルフォームコース(SP-G3)

国内プラント建設向けモデルフォームの制定

一般財団法人エンジニアリング協会では、これまで、海外におけるプラント建設用の標準契約約款として、次のようないくつかの「ENAAモデルフォーム」の作成を行っており、国内のみならず、広く海外のエンジニアリング業界、プラントオーナー、法曹界などからも高く評価を受けています。

①「ENAAモデルフォーム プロセス・プラント国際標準契約書」
 (ターンキー・ランプサム・ベース)(1986年初版、1992年改訂、2010年改訂)
②「ENAAモデルフォーム 発電プラント国際標準契約書」
 (発電プラント版)(1996年初版、2012年改訂)
③「ENAA Engineering, Procurement and Supply国際契約モデルフォーム」
(EPS版 現地工事は発注者の所掌)(2007年発行)

一方、国内における標準的な建設工事約款としては、民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款や公共工事標準請負契約約款などが存在しますが、いずれもプラント等を対象としたものではないため、国内のプラント建設工事に適する標準約款の制定が期待されていました。

そこで、一般財団法人エンジニアリング協会の契約法務委員会(当時)では、国内プラント建設約款制定部会を発足させ、民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款委員会の委員でもある大森文彦弁護士のレビューも受けながら、2004年に、「ENAA国内プラント建設契約モデルフォーム」を発行いたしました。

その後、民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款の改正(平成23年5月改正を含む)、建設業法の改正、表現の正確さの向上等を考慮に入れて旧モデルフォームを改正し、2011年9月に改訂版を発行しました。併せて、改訂版の解説書も2011年11月に発行しました。

セミナーのねらいと特徴

一般財団法人エンジニアリング協会では、今回、上記の通り制定された「ENAA国内プラント建設契約モデルフォーム」を、エンジニアリング業界のみならず、プラントオーナー、法曹界、金融業界など、プラントの建設プロジェクトの分野に携わる方々に、広く理解頂き、出来るだけ多くの機会に活用いただける様に、その制定の背景、特徴、ポイント、民間(旧四会)連合協定工事請負契約約款との違いなどを、解説するセミナーを2004年以降、毎年開催しています。

本セミナーにおいては、「ENAA国内プラント建設契約モデルフォーム」の作成および改正に直接携わった、契約法務部会のメンバーの方を講師として、作成・改正段階における苦労話など生の声や具体的な事例を含めて、出来るだけ分かり易く説明すると共に、セミナー参加者との活発なQ&Aを通じて、「ENAA国内プラント建設契約モデルフォーム」についてのより深い理解を得ていただけるものと存じます。

ご参加いただきたい方々

・プロジェクト関係業務(法務部門、営業部門、プロジェクト部門、財務・ファイナンス部門)もしくは関連業務に携わっておられる方々。

・特に、国内プロジェクトにおいて、発注者もしくは請負者の立場の企業のプロジェクト関係者の方々。

【実施要領】
開催日・時間 平成25年10月4日(金) 13:15 ~ 17:40
研修コース SP-G3
開催場所 一般財団法人エンジニアリング協会 会議室
〒105-0001
東京都港区虎ノ門3-18-19 虎ノ門マリンビル10F
TEL:03-5405-7201
定員 60名
募集期間 平成25年8月5日(月) ~ 平成25年9月27日(金)
参加費用 一般価格:9,000円(テキスト代は別途)  会員価格:6,000円(テキスト代は別途)
(テキスト代:2,300円 税込、送料別)
テキスト 『ENAA国内プラント建設契約モデルフォームと逐条解説』(第2版)
(2011年改訂、日刊工業新聞社 2011年11月発行)
お問い合わせ先 一般財団法人エンジニアリング協会 
TEL:03-5405-7201 FAX:03-5405-8201
担当:溝川

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プログラム

平成25年10月4日(金)
13:15 協会挨拶
13:15 ・制定の背景とそのねらい
・改正の背景とそのねらい
13:35 ・モデルフォームの構成と「工事等請負契約書」について
14:05 休憩
14:10 「ENAA国内プラント約款」
「第1条 許認可等の取得」から「第14条 支給品」
14:55 休憩
15:00 「第15条 発注者の立会い」から「第26条 部分使用」
16:10 休憩
16:20 「第27条 瑕疵の担保」から「第36条 合意管轄」
17:10 質疑応答

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