第5回 ENAAスマート工場シンポジウム

開催日時 2025年9月3日(水) 10:00 ~ 17:30
(第一部 10:00~12:00 第二部 13:00~17:30)
開催方法

会場聴講とWebex配信のハイブリッド

【会場】大森ベルポートD館 5階
〒140-0013
東京都品川区南大井6丁目26番3号
日立アカデミー 大森キャンパス 5F 503-504研修室 <地図

【オンライン】Webexによるライブ配信
オンライン参加者はご質問ならびにご意見をチャットでご入力いただける環境を用意いたします。
いただいたご質問、ご意見は当研究会における今後の活動に活用させていただきます。

【見逃し配信について】
受講申込み頂いた方に限り、10月初旬開始をめどに見逃し配信のご案内を差し上げる予定です。
9月3日に会場参加、オンライン接続が難しい可能性ある方々も、まずは下記より受講お申込みを行って下さい。

協賛 ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会 (RRI)、(一社)インダストリアル・バリューチェーン・イニシアティブ (IVI)、(公社)経営工学会
参加費用 無料
定員 【会場】30名
【オンライン】300名
募集期間 2025年7月11日(金) ~ 2025年8月29日(金) 13:00
お問い合わせ先 一般財団法人エンジニアリング協会 /担当:技術部 川村
TEL:03-6441-2910

お問い合わせはこちら

シンポジウムの概要

第一部 技術ワークショップ:『スマート工場を支える情報システムのアーキテクチャ(アプリケーション編)』

スマート工場を支える情報システムの構築には、テクノロジー&インフラストラクチャ領域のアーキテクチャと同時に、アプリケーション領域についても適切なアーキテクチャを設計・維持することが重要です。適切なアーキテクチャは、生産マネジメントシステムの全体最適を実現すると同時に、商用可能なクラウドサービスを組み合わせた構築プロジェクを成功に導くためにも必要不可欠です。また適切なアーキテクチャの設計と維持は、ビジネスや生産環境の変化への迅速な対応や、新しいテクノロジーやクラウドサービスをタイムリーに取り入れた競争力向上を可能とする「情報システムのRobustness」の基盤でもあります。

このワークショップでは、ENAAスマート工場研究会が作成した「スマート工場の全体アーキテクチャ」と、スマート工場実現に向けてERPを更改する、もしくはMESを導入する際に知っておくべき「標準的な三層構造のアーキテクチャ」を紹介します。提示するアーキテクチャは、実際にスマート工場のアプリケーションアーキテクチャを設計する際に、ガイドラインもしくはフレームワークとして活用いただくことを想定しています。

ハンズオン(実場面想定演習)では、紹介したガイドライン/フレームワークの視点を使って、自社の「生産マネジメント/生産実行」のアプリケーションアーキテクチャを概念レベルで書いてみる<セルフワーク>をしていただきます。セルフワークの体験のあとに、Q&Aならびにディスカッションを行います。

*セルフワークは、各自で「紙と鉛筆」もしくは「パワーポイント等の描画ツール」を使って実施していただきます。会場参加の方は隣席の方などとセルフワークの成果を共有いただくことを期待しています。

第二部 シンポジウム:『スマート工場のクリティカル・サクセス・ファクタ(CSF)』

デジタルテクノロジーやデータの活用、ERP更改、MES/MOM導入等は、スマート工場実現のために必要不可欠な要素です。ただしテクノロジー&ソリューションの導入だけでプロジェクトを成功させ、かつ持続的成長の基盤となるスマート工場を実現できるわけではありません。また、今般、スマート工場のためのデジタルテクノロジー、ソリューション、導入事例は広く公開されています。そこで、今回のシンポジウムでは、あえてテクノロジー&ソリューションから離れて、プロジェクトを成功に導き、かつ持続的成長の基盤となるスマート工場を実現するクリティカル・サクセス・ファクタをテーマとしました。

「全体体最適のための工学的アプローチ:経営工学(管理技術)」「持続的成長のためのマネジメントとリーダーシップ」「ET,IT,OT人財の連携と育成」 「構造的な業務分析と設計」「グローバス視点」について、アカデミー、産業界、国際団体等の方々から講演いただきます。
参加者の方にはオンラインツールを使って「それぞれのクリティカル・サクセス・ファクタについて自己評価(自社の評価等)」に関するアンケートに答えていただきます。をしていただきます。最後の1時間では、このアンケ―ト内容も参照しながら、講師、参加者、オンライン参加者でディスカッションを行います。
*オンライン参加者からのご質問、ご意見はチャットでご入力いただき、モデレータが整理したうえで会場にて共有します。
*会場参加者の方は、PC持ち込みは可能ですが電源、WiFiの用意はありません。またアンケート回答のためスマホをご持参ください。

※ 本シンポジウムは、日立アカデミーの研修プログラムとしても位置付けられ、当協会募集とは別に、日立製作所グループの方々も受講されます。

プログラム

第一部(午前)、第二部(午後)いずれかでの聴講も可とします。聴講は無料です。
演題、講師は今後変更となる場合もあります。

セッション名・時間 演題 講 師
9:50 –10:00 第一部オリエンテーション(会場案内、オンライン操作案内等)

 

第一部  技術ワークショップ
『スマート工場を支える情報システムのアーキテクチャ(アプリケーション編)』

A1

10:00 –11:00 レクチャー
・アーキテクチャの重要性
・スマート工場の全体アーキテクチャ
・MES実装の3層構造アーキテクチャ
ゴールシステムコンサルティング 渡辺 薫、日揮ホールディングス 佐藤 知一、ロックウェル オートメーション ジャパン 菅原 一雅、日立製作所 八木将計

A2

11:00 –11:30 ハンズオン
・自社の生産管理、生産実行のアーキテクチャを書いてみよう

A3

11:30 –12:00 Q&A セッション

 

 

12:00-12:50 昼食休憩

 

12:50 –13:00 第二部オリエンテーション(会場案内、オンライン操作案内等)

 

第二部 シンポジウム
『スマート工場のクリティカルサクセスファクター(CSF)』

B1

13:00 –13:10 5つのクリティカルサクセスファクターと講師の紹介 ゴールシステムコンサルティング 渡辺 薫

B2

13:10 –13:40 スマートファクトリーの本質:経営工学的アプローチ 青山学院大学 細田 高道

B3

13:40 –14:20 部分最適のIT活用から全体最適のDX推進へのマネジメント転換 オークマ(株) 特別顧問 領木 正人

B4

14:20 –15:00 ET×IT×OT: これからのものづくり人材育成の方向性とその実践 東京理科大学 松尾 裕一

 

15:00-15:10

休憩

 

B5

15:10 –15:40 「目的と成果物」から考える課題分析と業務設計 SUBARU 野中 剛志、ケイプラス・ソリューションズ 田中 康

B6

15:40 –16:20

Invitation to Global Lighthouse Network 世界経済フォーラム(WEF) Benjamin Schönfuß
16:20 –16:30 休憩&会場設置変更

 

B7

16:30 –17:20 ディスカッション ゴールシステムコンサルティング 渡辺 薫、日揮ホールディングス 佐藤 知一 ほか
17:20 –17:30 事務連絡

 

講演概要、講師プロフィール

セッション名

講演概要 および 講師プロフィール

A1

技術ワークショップ セッションA1:レクチャー

スマート工場におけるアプリケーションアーキテクチャの重要性を紹介し、リファレンスモデルとしてENAAスマート工場研究会が作成した「スマート工場の全体アーキテクチャ」と、スマート工場実現に向けてERPを更改する、もしくはMESを導入する際に知っておくべき「標準的な三層構造のアーキテクチャ」を紹介する。

講師:次世代スマート工場研究会メンバー

A2

技術ワークショップ セッションA2:ハンズオン

紹介したガイドライン/フレームワークの視点を使って、自社の「生産マネジメント/生産実行」のアプリケーションアーキテクチャを概念レベルで書く<セルフワーク>をし、その体験を踏まえてQ&Aとディスカッションを行う。

講師:次世代スマート工場研究会メンバー

B1

シンポジウム セッションB1
「5つのクリティカルサクセスファクターと講師の紹介」

シンポジウムのテーマ選定事由と、全体構成ならびに講師を紹介する。

講師:次世代スマート工場研究会メンバー

B2

シンポジウム セッションB2
スマートファクトリーの本質:経営工学的アプローチ

経営工学の最も重要な使命を「需要と供給をいかに適合させるか」と位置づけ、その視点からスマート化におけるテクノロジー選択の重要性、さらには企業が本来問いかけるべき課題について、皆さまと共に多角的に考察していきます。

講師:細田 高道
青山学院大学 国際マネジメント研究科 教授 (PhD)、持続的サプライチェーン研究所 所長
SCMを研究領域としており海外トップジャーナルからの数多くの論文を出版。国内外の主要学術誌の審査員、編集員も務める。英国高等教育アカデミーフェローでもあり、オペレーションズ・マネジメント(経営工学)教育の普及にも力を入れている。

B3

シンポジウム セッションB3
部分最適のIT活用から全体最適のDX推進へのマネジメント転換

社会システムが大きく変わろうとしている時だからこそ、企業は部分最適のIT活用から、個と全体の 有機的調和、人間知とデジタル知の有機的調和を目指す全体最適のDX推進へのマネジメント転換が求められている。

講師:領木 正人
2000年7月 オークマ(株) FAシステム事業部IT製品部長
2013年9月 常務取締役 製造本部本部長 兼 FAシステム本部、情報システム部 担当
2021年6月 取締役 副社長執行役員 FAシステム本部、情報システム本部 担当 兼 製造本部 管掌
2025年6月 特別顧問(現任)

B4

シンポジウム セッションB4
ET×IT×OT: これからのものづくり人材育成の方向性とその実践

東京理科大学では,2020年よりTUSデジタルツインラボラトリを立ち上げ,デジタルツインに関する研究開発や教育を行ってきた.本講演では,そこから得られたこれからのものづくり人材の育成の方向性やその実践の結果と課題について報告する。

講師:松尾 裕一
1989年東京大学工学部機械工学科修了、工学博士、同年科学技術庁航空宇宙技術研究所入所、 1992年NASA Ames研究所客員研究員、2003年より宇宙航空研究開発機構で、スパコンや数値解析の研究統括を勤めた後、2020年より東京理科大学でデジタルツインの研究や教育に従事

B5

シンポジウム セッションB5
「目的と成果物」から考える課題分析と業務設計

業務の目的と成果物に着目することで、暗黙知になりがちな業務知識を構造的に整理し、全体最適なシステム要求開発を実現する手法を、事例を含めて紹介する。

講師:次世代スマート工場研究会メンバー

B6

シンポジウム セッションB6
「Invitation to Global Lighthouse Network」

World Economic Forum (世界経済フォーラム(WEF):ダボス会議の主催者としても知られる国際的非営利財団)の活動の一つであるThe Global Lighthouse Network(全世界の先進的な工場を認定、表彰する活動で。現在までに189の工場が認定されている)を紹介する。
なお、現時点において日本で認定を受けている工場は3つである。

講師:Benjamin Schönfuß
World Economic ForumにおけるThe Global Lighthouse Networkプログラムの責任者

B7

シンポジウム セッションB7
Q&Aディスカッション

モデレータ:次世代スマート工場研究会メンバー

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