ビジネス講演会

第520回ビジネス講演会
開催日時 | 2025年10月2日(木) 15:00 ~ 16:30 ※通常と開催時間が異なります、ご注意ください。 |
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テーマ | ロシアから見た世界情勢とこれからの国際経済関係 ~ウクライナ戦争の地政学・地経学/ロシア経済の変質と通商関係の転換/拡大するBRICSへの期待と限界 |
講 師 |
ロシア工業団地協会 海外展開担当顧問 大橋 巌 様 |
開催場所 | Zoomにてライブ配信いたします。 |
参加費用 | 無料(会員限定) |
募集期間 | 2025年8月29日(金) ~ 2025年10月1日(水) 12:00迄 |
お申込 | 「お申込みはこちら」ボタンからお願いします。 ※開催日前日の15:00ごろに、当日の視聴用URLをZoomからご登録いただいたアドレス宛にお送りいたします。 |
お問い合わせ先 | 一般財団法人エンジニアリング協会 総務企画部 TEL:03-6441-2910 担当:寺田、別府 |
講演
講師
上智大学外国部学部卒。1982年から2008年まで日本貿易振興機構(ジェトロ)勤務。モスクワ事務所を立ち上げ、所長として都合2回、延べ13年モスクワに駐在。その後2014年まで大手戦略コンサルティング会社にて、モスクワ支店長およびロシア総代表。以後、独立コンサルタントとして活動。
ロシアから見た世界情勢とこれからの国際経済関係
~ウクライナ戦争の地政学・地経学/ロシア経済の変質と通商関係の転換/拡大するBRICSへの期待と限界
長期化するロシアによるウクライナ侵攻は、国際的なエネルギーや食糧等の価格高騰をもたらしたばかりではなく、経済制裁下のロシアは 米欧日と切り離された全く新しい経済圏を構築しています。このような状況下で 米国の国際的関与の縮小及びグローバルサウスの台頭と相まって、既存の国際経済の枠組みが変化しつつあります。今回のセミナーでは、都合30年近くモスクワに在住し、ソ連崩壊直後からロシアの変化を観察してきた専門家に、ロシア経済を中心にこれらの疑問を含めた国際経済の一面と見通しを論じていただきます。既存メディアでは語られない論点や情報を入手できる貴重な機会ですので是非ご参加ください。
《主な論点》
1. プーチン政権の本質〜民主主義からユーラシア主義への転向とその背景。
2. ロシア経済の変化とウクライナ戦争継戦能力。
3. ロシアがめざす多極世界とは(西洋への失望、グローバルサウスの台頭、BRICSの誕生と拡大)。
4. ロシアの新たなパートナー諸国(トルコ、イラン、インド、中国、エジプト、ASEAN)。
5. 「輸送回廊」で見るロシアの地政学・地経学(「中蒙露経済回廊」「南北輸送回廊」「北極海航路」)。
6. グローバルサウスが緩和する西側の対ロシア経済制裁。
7. グローバルサウスに対するBRICSと上海協力機構(SCO)の求心力。
8. ロシア・中国など「多極派」がめざす新しい国際経済関係の構築可能性と現実の壁。
大橋 巌(ロシア工業団地協会 海外展開担当顧問)