2024.02.22ネーミングにかける熱い想い

先日、「星空舞」という鳥取県産のお米を購入しました。決め手はその珍しい名前です。

紹介文には、
”鳥取県は「星取県」になりました。全国星空継続観察(環境省)で何度も日本一に輝いた鳥取県は、どの市町村からも天の川が見え、夜空を見上げれば星に手が届きそう。そんな星取県の澄みきった空気と豊かな自然から生まれた、星のように輝くお米「星空舞」。際立つツヤと透きとおる甘みが自慢です。“
味や食感以外に景色まで想像を掻き立てる素敵なネーミングです。もちろんお味ももっちり甘く大変美味しかったです。

米といえばコシヒカリやあきたこまちなど馴染み深いものもある一方、星空舞をはじめ、最近はキャッチーな名前が増えてきたように感じませんか?
調べてみたところ、米の名付け方には厳格なルールがあったようです。

遡ること明治時代、品種改良が国主導で盛んになり、農林番号(農林1号など)が振られるようになりました。そこから品種が増えたことでカタカナ6文字が追加。有名なのがコシヒカリ(農林100号)、ササニシキ(農林150号)。

さらに戦後、国とは別に都道府県で独自に品種改良が進み、国と都道府県それぞれを区別するため、国の品種はカタカナ、都道府県の品種はひらがな、または漢字を付けることになります。
そして1991年からはその決まりも撤廃され、自由な名前がつけられるようになり、最近では一般人からの公募で決まることも増えてきているそうです。

米は47都道府県全てで栽培され、今は何と約1000品種!主食(ごはん)用として作付されているものだけでも約320種あるそうです。(2023年4月時点)
ここまでくると自由なネーミングになるのも頷けます。日本人の主食、米への愛ですね。

私が次に気になっているのは、富富富(富山県)、恋の予感(広島県)、くまさんの輝き(熊本県)です。
皆様の好きなお米、食べてみたいお米は何ですか?

担当I

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