2021.12.10ノーベル賞授賞式

今日はスウェーデンの化学者アルフレッド・ノーベル(Alfred Nobel、1833~1896年)が亡くなった日。
そしていつもなら、ノーベル賞の「授賞式」が行われる日です。
平和賞はノルウェーの首都オスロの市庁舎で、それ以外の賞はスウェーデンの首都ストックホルムのコンサートホールで、授賞式が行われます。

しかし、今年は昨年同様、新型コロナウイルスの影響で、授賞者それぞれが住んでいる国で行われることになり、物理学賞に選ばれたアメリカ・プリンストン大学の真鍋淑郎さんの場合は、6日ワシントンでメダルの授与式が行われました。

その日、真鍋さんが語った言葉が印象的でした。
「「若い人に言いたいんだけど、格好のいい研究、格好のいい分野を選ぶことは必ずしも考えないで、本当に自分のやりたい、好奇心を満たすような研究をやってほしい。若い人に自分の得意なことをやれと。興味があって得意なことをやれば、一生、楽しい人生を過ごせるので、これからぜひ、そういう具合に研究してもらいたい」と...。

ノーベル賞は、基本的に個人にのみ与えられる賞ですが、平和賞のみ団体の受賞が認められています。
一方、協会の功労者表彰は、エンジニアリング業の特性から基本は団体の受賞となり、一部に個人賞があります。

その個人賞を受賞された方が表彰式で受賞者代表として「謝辞」を述べられることが多く、真鍋さんの言葉同様、我々に問いかけるものがあり、また感動も誘います。

来年度の協会功労者表彰は、夏7月。
まだまだ先の話なのですが、無事に開催される事を祈念しています。

(本日の担当:k)

PAGETOP