2021.08.05ビクトリーブーケ

東京オリ・パラ大会にて、メダリストに副賞として授与される「ビクトリーブーケ」
このブーケには、トルコギキョウ(福島県産)、ヒマワリ(宮城県産)、リンドウ(岩手県産)が使用されています。

「トルコギキョウ」は、福島県が県ぐるみで生産に取り組んでいる花で、震災による影響で農作物の出荷が減った当時、花を栽培することで復興への希望を見い出した花。
「ヒマワリ」は、宮城県で東日本大震災で子どもを亡くした親たちが、子どもたちが避難するために目指した丘に植えた花。今では、その丘には毎年ヒマワリが咲くようになったそうです。
「リンドウ」は岩手県を代表する花。東京2020エンブレムと同色で、藍色の美しい花を咲かせます。
ブーケを彩る3つの花にはこうした意味合いがあり、今回使用されることになったとの事。
また、できるだけ長い時間、花を楽しめる工夫もされており、空調が効いていない部屋の中でも数日間、きれいな状態で花を楽しむことができるそうですね。

ビクトリーブーケのサイズは幅約17cm、高さ約28cm。
小さいながらも、色々な思いが詰まったものであることを海外の報道を通じて知りました。
業界においても賛助会員企業の多くの方々が、コロナ禍においても「東北復興」に向け現在も心を寄せていただいております。

各国のメダリストが高らかに掲げられる姿を、改めて見直したいと思いました。

(本日の担当:k)

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