2021.08.3150歳 パラリンピスト杉浦さんの快挙

本日、東京パラリンピック第8日の31日、
自転車女子個人ロードタイムトライアル(TT=運動機能障害C1~3)で、杉浦佳子さん(薬剤師)が25分55秒76で優勝しました。
50歳での金メダルは1996年アトランタ大会柔道71キロ級を46歳で制した牛窪多喜男を上回る日本最年長記録だそうです。

2016年4月に参加したトライアスロン自転車ロードレース中に転倒し、コンクリートの地面に頭から激突し、頭蓋骨骨折などの大怪我を負い、脳挫傷の後遺症で言語や記憶に障害がある「高次脳機能障害」と診断、漢字が読めず、家族の顔もわからない、薬剤の知識も当然消失しました。
絶望の淵に立たされた杉浦さんでしたが、周囲の温かいサポートと持ち前の精神力で奇跡的に回復され、事故後半年ほど経った頃友人からパラリンピックの存在を聞き、パラ自転車競技の道へ進むことに、そこから3ヶ月後に挑んだ世界選手権で優勝、そして今日。
このような背景を聞くと、オリンピック以上の感動と勇気を与えてくれますね。

協会職員も高年齢化してきていますが、
会員企業の皆さんや互いのサポートもあり、さらには杉浦さんと同じくらいの精神力を持つ方も多くいらっしゃいますので、まだまだこちらも安心です。

(本日の担当:k)

PAGETOP